今日のみ言葉【No.1687】(2018年 1月18日)「 神の愚かさ」

神の愚かさは人よりも賢く、神の弱さは人よりも強いからである。
(第1コリント1:25)

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シャボン玉が虹色に輝くのはなぜでしょうか。

高校の物理の時間に「光は波だ」と習った際の課題でした。

あの薄い膜の外側と内側で光を反射する際の距離の違いがあり、2つの光の波が干渉し合って、ある色が強調されたり見えなくなったりするのだそうです。

そんなことがよくわかったものだなー、頭のいい人っているんだなー、人間ってすごいんだなー、と思いました。

ところが大学に入ると「光は粒子と波動の二重の性質を持つ」と言われ、面食らったところにさらに光速不変の原理に基づいたアインシュタインの相対性理論が加わりました。

時間と空間は一体で、時間が遅くなったり空間が曲がっている等のことを習うので、この辺になると何がなんだかわからなくなります。

クリスチャンになって思うことは、神が造られたこの世界は底なしだなあ、ということです。

私たちは科学の力で全てを知り尽くした気持ちになっているかもしれませんが、一流の科学者ほど「やっと入口から中がチラリと見えたに過ぎない」と謙遜に告白することでしょう。

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人間の知恵は素晴らしいものですが、神の深さには到底及びません。

「無知の言葉をもって、神の計りごとを暗くするこの者はだれか」
(ヨブ38:2)

信じるだけで救われるというキリストの福音には神の深い知恵が込められています。

しかし、今までこの世で生きてきた人間からすれば、特に有能で努力して様々なものを勝ち得てきた人にとって、「救いは信仰のみ」という神学的理論には手応えが感じられません。

何かをやって、その結果として自分は救いを得た、となれば達成感を得られる分、感覚的に合い、納得できるのです。

初期キリスト教の歴史で、グノーシス派と呼ばれるグループが霊肉二元論を唱え、「信じるだけでは不十分。霊的救いを得るには真の知識(グノーシス)を得よ」と強調し、それに流れていった人たちがいたのも不思議ではありません。

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私たちが覚えなければならないことは

「神の愚かさは人よりも賢く、神の弱さは人よりも強い」
(第1コリント1:25)

ということです。

人間的知恵も科学技術も素晴らしいものです。

しかしこと救いに関しては、「そんなことで救われるの?」と思われる神の方法に信頼しましょう。

後は信じて生きるのみ。

振り返ると、救われている人生を歩んでいることにお気づきになることでしょう。

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そこに絵の具がなくても虹色を生み出すことができる神の知恵に信頼し、今日の一歩を踏み出して参りましょう。

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