今日のみ言葉【No.1627】(2017年10月17日)「 悲しみ、涙、そして愛」

わたしはこれがために嘆き悲しみ、はだしと裸で歩きまわり、山犬のように嘆き、だちょうのように悲しみ鳴く。
(ミカ1:8)

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ものまね芸人清水アキラさんの息子が覚せい剤使用の疑いで逮捕されました。

ニュースでは「こういう大人に育ったのは親のせいだ。謝罪せよ」と言わんばかりの取材風景が流れています。

私は責める方より責められる側の清水さんの気持ちはどうなのかな、と思って見ていました。

裁きは愛によって支えられて初めてその人の心の中に入っていくのではないかと思われます。

悲しみによって動かされて裁きを語る時、そのメッセージは本物なのです。

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イスラエルが没落の一途をたどる時代、その歴史にはキラ星のごとく預言者たちが現れました。

彼らは社会の不正や道徳的退廃、そして神を忘れた霊的無知の状態の民を心から悲しんだ人たちです。

彼らは警告を発し、神の裁きが来ることを語りました。

それは失われようとしている人々に対する愛があったからです。

預言者ミカのように大っぴらに悲しみの感情を表した人もいました。

「わたしはこれがために嘆き悲しみ、はだしと裸で歩きまわり、山犬のように嘆き、だちょうのように悲しみ鳴く」
(ミカ1:8)

たった一人でもそのような人がいれば、神はその言葉に耳を傾けてくださいます。

神はソドムとゴモラを滅ぼす前、アブラハムの必死のとりなしの祈りを聞いてくださいました。

神は悔い改めを望んでおられるからです。

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私が献身した最初の年、暴走族上がりのF君と一緒に教会の寮生活をしました。

彼は保護観察の身で茶髪にチリチリのパーマ。そしてシンナーを吸ったせいで溶けた歯が目を引く少年でした。

教会に来た当初「言うことを聞かないと少年院送りになる」と思っていたらしく、彼はおとなしくしていました。

しかしある晩、ご家族からかかってきた電話で彼の感情が爆発しました。

「テメエ、コノヤロ」の罵詈雑言。その大きな声は教会中に響き渡りました。

私は彼の変貌にびっくりし、「これがF君の本当の姿なのだな」と恐れおののきました。

しかし彼の声をかたわらで聞いていた人の中で、一人だけ涙を流す人がいました。

あんなことを言っているのを人に聞かれたら、自分の評価が下がって不利になり、本当に少年院に送致されることもありうるとわかっているのに言わざるを得ない彼の気持ちが分かる人だったのです。

「ああ、これがF君の本当の姿なのだ」

それは彼を愛するがゆえの悲しみの涙でした。

電話が終わったF君は、周り中から白い目で見られていると信じて疑わなかったところに、その涙の人と出会いました。

彼は数年後、見事に更生して羽ばたいていきました。

彼の悔い改めは悲しみの涙で表された愛が支えとなっていたのです。

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どんな出来事の背後にも神の愛が流れていることを信じ、祈り、神の御心への軌道修正を常に図る今日として参りましょう。

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