今日のみ言葉【No.1581】(2017年 8月 2日)「 疑い・嘘・誘惑」
ほんとうに神が言われたのですか
(創世記3:1)
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エデンの園でへびは3段階にわたって人間にアプローチしました。
(1)疑い
へびは
「ほんとうに神が言われたのですか」
(創世記3:1)
と人間に疑いを起こさせます。
しかも、
「園にあるどの木からも取って食べるな」
(創世記3:1)
と、さも神が人間を全ての点で縛っているかのようなものの言い方をして、人間の心に
「私は自由を束縛された被害者なのかも…」
という意識を起こさせます。
サタンのやり方は巧妙です。
人間の心は疑いによってグラグラと揺り動かされます。
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(2)嘘
「あなたがたは決して死ぬことはないでしょう」
(創世記3:4)
へびは次に明白な嘘を吐きます。
もし最初にこの嘘をつかれたとしても、人間はきっと拒否したことでしょう。
しかし疑いで揺れている心に嘘はスーッと入ってしまうのです。
「食べても死なないのかも…」
嘘を信じた人間の行動は、嘘を言った者の言葉通りになります。
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(3)誘惑
「それを食べると、あなたがたの目が開け、神のように善悪を知る者となることを、神は知っておられるのです」
(創世記3:5)
へびの誘惑は
「私の言う通りにすると神のようになれますよ」
というものでした。
そしてあたかも神がそのことを知っているが、あえてそうしないように隠しているのだ、というふうな口ぶりで喋っています。
神のようになることを目指す者は、次に神以上になることを目指します。
サタンがそれでした。
「あなたはさきに心のうちに言った、『わたしは天にのぼり、わたしの王座を高く神の星の上におき、北の果なる集会の山に座し、雲のいただきにのぼり、いと高き者のようになろう』。」
(イザヤ14:13〜14)
人間はこのようにしてサタン側にまわってしまったのです。
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私たちは自分の心をどう守ったら良いのでしょうか?
純粋な人間の心とは、出来たてのゆで卵をツルンときれいにむいたような状態なのです。
サタンが心に侵入しようとしても、ツルツルに滑って落ちてしまいます。
そこに「疑い」という傷がつくと、それを足場に「嘘」というロープをかけます。
そして「誘惑」でマヒさせた後、すみやかに心に侵入してくるのです。
ですから、「疑い」が起きた時点で私たちは聖書に帰らなければなりません。
それは盲目的に信仰せよということではありません。
「本当にそうか?」と問われた時に、聖書に照らし合わせ、検証するということです。
このステップを踏むだけで、「嘘」はかなりの程度ブロックできます。
それでも人間は誘惑に陥り、失敗することがあるのです。
その時最も大事なことは、自分で自分を罰しないことです。
裁きは神にまかせるのです。
神の御心は、私たちがイエス・キリストの十字架を信じ、罪赦された者として新たに歩み直すことです。
サタンにだまされた自分を自分で罰することなく、その自分をゆるして生きていくこと。
それが神が私たちに望んでおられることです。
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神のゆるしを受けて今日もしっかり歩んで参りましょう。
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