今日のみ言葉【No.1522】(2017年 4月26日) 079 「トマス(「どうしてその道がわかるでしょう」)」(3)
だれでもわたしによらないでは、父のみもとに行くことはできない。
(ヨハネ14:6)
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緊急地震速報を受けた時というのは、一瞬頭が真っ白になり、何をどうしていいかわからないパニック状態になるものです。
ではすぐやることは何でしょうか?
東京都の防災マニュアルによると、
「まず落下物から身を守りましょう」
です。
具体的行動としては、机の下に入るとか、クッションや雑誌などで頭を保護する等が勧められています。
ところが、パニックに陥ると、
「頭の上に何も落ちて来ない場所」 → 「空の下だ!外だ!」
というイメージが湧くらしく、一刻も早く外に飛び出したくなる衝動に駆られます。
それをとどめるのは有無を言わさぬ強い言葉です。
心を騷がせているトマスに対して、イエス様は強烈なメッセージを発せられました。
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ヨハネ14章6節の
「わたしは道であり、真理であり、命である」
という箇所は、原語のギリシャ語では大変強い表現になっています。
より詳しく訳せば
「わたしこそが道、真理、命である」
となります。
ですから、
「だれでもわたしによらないでは、父のみもとに行くことはできない」
(ヨハネ14:6)
とは、他に救いの道はなく、イエス様ご自身が天国への唯一の道であると言い切っている強い言い方なのです。
先生が去ると聞かされ、パニックに陥り、自分の方からしかものが見えないトマスに対して、イエス様はこうやって歩むべき道を教えられたのです。
天国への唯一の道はイエス・キリストです。
この方を信じ、この方を見上げながら生きていく時、私たちは先が見えないパニックに陷る状況にあったとしても、必ず天の御国へと到達することが出来るのです。
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教会には高い塔があり、そのてっぺんに十字架があります。
教会の隣のお宅では、おばあちゃんがお孫さんにこう教えたそうです。
「いいかい、もし迷子になったとわかったら、あわてないで空を見上げなさい」
「そして十字架を探すんだよ。見つけたらそっちに向かって歩いて来なさい。十字架のついた教会の隣が家だからね」
この生き方こそが神を信じ、イエス・キリストの救いを信じて生きる生き方です。
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イエス・キリストを通して天の御国に至る道を今日も踏みしめて参りましょう。
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