今日のみ言葉【No.1464】(2017年 2月 1日) 062 「バプテスマのヨハネの二人の弟子とシモン」(3)
イエスは彼に目をとめて言われた、「あなたはヨハネの子シモンである。あなたをケパ（訳せば、ペテロ）と呼ぶことにする」。
（ヨハネ1:42）
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アメリカのメジャーリーグへの道を切り開いた野茂英雄投手は、トルネード投法という独特の投げ方で有名です。
両腕を大きく上に持ち上げ、一瞬静止。それからクルリと打者に背中を見せるほどに体をひねり、まるでコルクの栓抜きのように体を回転させてボールを投げます。
1回の投球に10秒はかかるでしょう。
ドジャースのトム・ラソーダ監督はコーチ陣に厳命しました。
「あの坊主のモーションや投球を、絶対にいじるなよ。バッターは野茂が何をしでかすかわからないが、野茂自身は間違いなくわかっている」（『野茂英雄：日米の野球をどう変えたか』，ロバート・ホワイティング著，PHP新書）
ラソーダ監督は野茂選手の可能性を見抜いていたのです。
彼は様々な批判にさらされていた野茂選手を守りぬく盾となり、見事に大輪の花を咲かせる陰の立役者となりました。
イエス様もペテロの可能性を見抜いた方でした。
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二人の弟子たちの一人は、シモン（後のペテロ）の兄弟アンデレでした。
彼の喜びと確信に満ちた言葉にシモンは動かされ、イエス様の所にやって来ました。メシヤなる方はどんな方かと見に来たのです。
ところが、イエス様はまだ一面識もないシモンの名を知っておられ、しかもまだ未知数のシモンにケパ（岩）という名前を与えられました。
「イエスは彼に目をとめて言われた、『あなたはヨハネの子シモンである。あなたをケパ（訳せば、ペテロ）と呼ぶことにする』」
（ヨハネ1:42）
彼の将来を知っておられたのです。
私たちはイエス・キリストとはどんな方か知ろうとしてやってきますが、逆に私たちこそ、イエス・キリストに知られているのです。
そして、この方に信頼して従っていく時、そのビジョンの通り、新たに造りかえられていくのです。
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Ｎ兄はバイブルタイムと名づけた家庭礼拝を始められました。
奥様と長女の3人で、同じ神を信じる同等の兄弟姉妹という設定です。
実は彼はこのことを通して、我が子に神への信仰を伝える導き手としての役割を果たそうとひそかに考えていました。
クリスチャンの父親として素晴らしいプランです。
さて、最後のお祈りの時、Ｎ兄は謙遜に
「家族に対するお父さんの言葉遣いと態度が神様に喜ばれるものになるように祈って下さい」
とリクエストすると、小学5年生の娘さんが、
「神様、お父さんの言葉遣いと態度を直して下さい」
とストレートに祈ったのです。
Ｎ兄は「直して下さいはちょっと言い過ぎなんじゃないの…」と内心思いましたが、娘の口から出た主の諭しだと素直に思えたのは不思議です。
神様はＮ兄のプランを用いて、それ以上のプランで彼をキリストに似た者へと成長させて下さっています。
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イエス・キリストは、あなたの今を知り、将来も知り、新たに造りかえてくださるお方です。
この御方に信頼し、今日の一日もゆだねて参りましょう。
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