今日のみ言葉【No.1405】(2016年11月 7日) 041 「ヤコブとヨハネとその母」(3)

あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は、仕える人となり、あなたがたの間でかしらになりたいと思う者は、僕とならねばならない。
(マタイ20:26-27)

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キリスト教は、人が一番になることや、立身出世を否定していません。

どうぞそうなりたい人はそうなれるように頑張って下さい。

そして聖書は、「あなたがたの間で偉くなりたいと思う者」はこうしなさい、とトップに立つならこうせよとその方法を示しています。

それが今日の聖句です。

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一番になりたいのに、その思いを隠し、抑圧しているので、ヤコブとヨハネのように思いを抑えきれずに抜け駆けする人が出ます。

他の弟子たちも同じだったので、

「十人の者はこれを聞いて、このふたりの兄弟たちのことで憤慨した。」
(マタイ20:24)

という行動となって爆発しました。

なりたければ堂々となったら良いのです。

しかも最高のリーダーとなれば良いのです。

それがこれです。

「あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は、仕える人となり、あなたがたの間でかしらになりたいと思う者は、僕とならねばならない。」
(マタイ20:26-27)

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神の国は仕える者の国です。

神の御国で一番偉い者は、一番下の僕として人に仕える者です。

一番となり、トップの位置に到達することは、人に仕えるという「目的」のための「手段」である、とイエス様は教えられました。

一番となり、トップの位置に到達することが、「目標」となってはいけないのです。

イエス様はあなたの上に君臨するためではなく、あなたの罪の贖い(身代わり)のためにご自分のいのちを与えるために来られた神の御子キリストです。

ですから、安心して自分の人生の主導権をイエス様にお譲りし、従って行くことができるのです。

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今やテニスの世界ランキング1位をうかがう位置にいる錦織圭選手。

彼が世界トップ10に入る前に足踏みしていた時期、マイケル・チャンコーチとの出会いがあり、それが彼のブレイクスルーとなったことは皆さんがご存知の通りです。

マイケル・チャン氏は17歳の時に全仏オープンで優勝し、世界ランキング2位まで登り詰めた実績のあるプレイヤーです。

同じアジア系であり、身長の低さやサーブ力の不足に問題を感じていた錦織選手がチャン氏にコーチを依頼しました。

実は、最初に彼が欲しかったのは、頂点を極めた実績のある人としての「心の指南役」というものでした。

技術面での指導はあまり期待せず、せいぜいフォームが崩れた時に修正してもらえればいい、という程度だったのです。

しかし、実際に指導を受けてみた当時、彼は朝日新聞のインタビューにこう答えています。

「フォームを直されている点が10個以上ある。ショックもあった。全てが新鮮で感動した。」

つまり、自分が今まで培ってきた技術の土台が覆されるほどの指導を受けたのです。

反論はしないのか?との記者の質問に対して、

「少しは言います。でも、今のところ、ほとんど言い負かされている…。押しつけじゃなく、一つひとつ丁寧に論理的に説明してくれるし、実際に言われたとおりに打ってみると、納得できることが多い」

と答えています。

主導権をコーチに譲り渡し、それに従ったことによって、錦織選手はどんどん実力を伸ばしていきました。

熱心なクリスチャンであるマイケル・チャン氏ならではのコーチングスタイルです。

自分自身、キリストに明け渡し経験があり、キリストに従っているがゆえに、他者をも従わせる力があり、しかも、正しさと愛によって導いていけるのです。

キリストに主導権を明け渡すとは、このように、まず最初、打ち負かされると良いのです。

そして、半信半疑でも、イエス様に従い、その成果を実感していくことで、なお従いやすくなっていきます。

やがて世界のトップとなり、後続の選手をコーチとして支えていくマイケル氏のように私たちも必ずなることができます。

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イエス・キリストは、あなたに仕えて下さり、あなたを他者に仕える者と変えて下さるお方です。

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