今日のみ言葉【No.1294】(2016年 5月27日) 004 「女預言者アンナ」(2)
この幼な子のことを、エルサレムの救を待ち望んでいるすべての人々に語りきかせた。
(ルカ2:38)
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「平均寿命」とは別に、最近は「健康寿命」という言葉が注目を集めています。
2014年の厚生労働省の発表によると、男性が71.19歳、女性が74.21歳だそうです。
つまり、日本人の平均としてこの年齢まではさほど健康上の問題がなく、まずまず日常生活を送れるということです。
さて、健康寿命と平均寿命の差は、男性で9.02年、女性で12.40年。
ということは、そこから先の期間は介護など人の手助けが必要となる可能性が高くなるということです。
たとえ寝たきり生活となったとしても、最後まで人間らしい生き方をしたと言って天国へ旅立って行きたいものです。
女預言者アンナに見る「老いの過ごし方」は、イエス様に出会った人の晩年の輝きある生き方を示しています。
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「亀の甲より年の功」ということわざがありますが、年を経た老人の役割で最も大事なことは、正しい方向を指し示すことです。
高齢に達し、多くの経験をふまえているからこそ、何が正しく本当のことなのか、また、永遠に変わらない真理を見抜くことが出来ます。
真理をとらえる能力。
これを発揮することが老いたる者の最大の務めなのではないでしょうか。
特に女預言者アンナの場合、キリストを指し示すことでその役目を十分に果たしました。
アンナは、
「この幼な子のことを、エルサレムの救を待ち望んでいるすべての人々に語りきかせた。」
(ルカ2:38)
とあります。
たとえ肉体的には衰えても、世の光である救い主イエスをいつも変わらぬ確かさで指し示す人は、どんな時でも輝やいているのです。
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教会に来るおばあちゃんたちは、一体何歳になったのか見た目ではわかりません。
ある時から年をとるのが止まったような感じに見えます。
「感謝、感謝」と口ずさみながら、ニコニコ笑って教会での交わりをしておられます。
そのそばで話を聞き、「孫がどうのこうの…」「病院で検査してどうのこうの…」という話題で、ようやくこの方々は高齢者なのだと気づくほどです。
そして若い人たちに自分の救いの体験談や、イエス様の話をする時には、キリッと引き締まった顔でお話しされます。
女預言者アンナは今もあちこちに生きているのだなあ、と思わされる毎日です。
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「真理」を指し示すことを心がけながら、今日の一日、神様に導かれて歩んで参りましょう。
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