今日のみ言葉(2011年5月4日)【No.45】
「あなたはわたしのほかに、なにものをも神としてはならない。」
(出エジプト記20:3)
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今日の聖句は、かの有名なモーセの十戒の中の第1番目の戒めです。規則や戒律では重要なものから順番に記されます。
その最初の戒めを読むと、何と独占欲の強い神だという印象をお持ちにならないでしょうか?まずこれが一番重要だと神は考えておられるというのです。
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これには理由があります。
この直前の節に、神ご自身がご自分を明らかにされています。
「わたしはあなたの神、主であって、あなたをエジプトの地、奴隷の家から導き出した者である。」
つまり、あなたを奴隷の身から自由へと解放した愛の神である、という神ご自身の自己紹介がなされているのです。
これは、「私はあなたを愛するから、あなたも私のみを愛するのですよ」という意味なのです。
真実の愛は1対1の関係でしかあり得ません。
ですから、人間を縛る戒めではなく、愛し愛される真実の関係を結ぶものとして歩みなさい、という深い御心がそこにあります。
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この愛の戒めに人間が応答するとはどのようなことでしょうか?キリスト教以外の他宗教、たとえばお寺や神社には決して近づいてはいけないということなのでしょうか?
大切なことは、キリストの十字架で示された神の愛でこの私が無条件に愛されている、という聖書の宣言から離れないことです。
人間は得てして何かをすることでその愛を勝ち取ろうとします。人に親切をしたり、善行を積み上げ、その行いの見返りに愛を得ようとすることです。そのようにしなければ愛されるに値しない者だと無意識に思っているからです。
しかし、まず神の方から私を愛して下さり、その応答としてその愛を信じ、神と共に生きようとすることが、この第1の戒めに則った生き方です。
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唯一の神を信じ歩む一日でありますように…。
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