今日のみ言葉【No.1157】(2015年10月17日)

「人の子よ、立ちあがれ、わたしはあなたに語ろう」
(エゼキエル2:1)

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父の遺品を整理していたら、ヨーグルト製造セットの箱がありました。

種菌が入った包もありましたが、もう7年も前のものですからたとえ使ったとしても効果はないかもしれません。

ものは試しで、牛乳とその種菌を混ぜ、こたつの中に入れて24時間。

なんとヨーグルトができてしまいました。

あの種菌は数年間眠っていただけで、実は命があり、牛乳と温度と酸素という条件が整えば生きて働くようになっていたのです。

私たちに命を与えられた神は、私たちなりの「ヨーグルト」を産み出させてくださいます。

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エゼキエルが預言者として召され、働くために必要なものは、神の言葉でした。

預言者エレミヤはバビロンに捕囚されて連れて行かれる途中でイスラエルに戻り、民に神の言葉を語りました。

同じ時代、エゼキエルはバビロンに捕囚され、そのままバビロンで預言者活動をします。

どちらも心のかたくななイスラエルの民に語ることは同じでした。

その困難な使命を全うするのに、人間の能力だけ、我力だけでは不可能です。

「人の子よ、立ちあがれ、わたしはあなたに語ろう」
(エゼキエル2:1)

神の言葉が与えられるので、私たちは立ち上がり、神の働きを続けていくことができるのです。

まず神の言葉を聞くこと。

これが私たちなりの芳醇な「ヨーグルト」を作り出すスタートです。

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皆さんも感動した聖書の個所に線を引くことがあると思いますが、私も今日のエゼキエル書の御言葉に赤い線を引いていました。

日付を見ると、2011年3月16日。東日本大震災の5日後です。

まだ混乱の日々の中にいた当時、なぜかこの聖句が心に突き刺さり、めったに聖書に線を引かない私がこの個所を赤いボールペンの線で囲んでいます。

その時は、震災後「何かしなければ」と思いながら、何もできない時でした。

神様はこの聖句を通して、

「人の子よ、立ちあがれ、わたしはあなたに語ろう」
(エゼキエル2:1)

とだけ答えて下さったのだと思います。

「今日のみ言葉メール」が始まったのは、その5日後です。

それ以来、この1157号まで、毎朝、神は尽きない恵みで御言葉とメッセージを与えてくださっています。

本当にこれは神のわざで、神が私という人間を動かしているのだと私は信じています。

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今日も私たちに語って下さる神の言葉に心をとめ、立ち上がる一日として参りましょう。

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