今日のみ言葉【No.924】(2014年10月27日)
わたしのうちに思い煩いの満ちるとき、あなたの慰めはわが魂を喜ばせます。
(詩篇94:19)
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中国の習近平政権は、贈収賄など汚職の撲滅を主要な政策課題としてスタートしました。
共産党幹部のみならず、地方の役人、果ては命をかけて国を守るはずの軍部にまで腐敗が浸透しているというのです。
資本主義、社会主義等の政治体制によっては人の心は変えられないことが、はからずも証明された形です。
人間の罪が処理されない限り、真の解決はありません。
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詩篇第94篇の記者は、このような社会の不正に憤りを感じ、神に訴えます。
「地をさばかれる者よ、立って高ぶる者にその受くべき罰をお与えください。」
(詩篇94:2)
しかし、いつまでたっても天罰は下らず、不義を行う者はのさばるばかりです。
祈りは聞かれず、神はいないように見える…。
これが彼の味わった現実でした。
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どんなに悪を告発しても解決に至らず、心に平安もないこの詩篇の記者はどうなったのでしょう?
彼は、はたと次のことに気づきます。
「耳を植えた者は聞くことをしないだろうか、目を造った者は見ることをしないだろうか。」
(詩篇94:9)
全く当たり前のことですが、耳を造った神は聞いておられ、目を造った神が見ておられないはずはない、ということに気づいたのです。
このことに気づき、神におまかせすることだ、と悟った彼に、初めて平安がやって来ました。
「あなたはその人を災の日からのがれさせ、悪しき者のために穴が掘られるまでその人に平安を与えられます。」
(詩篇94:13)
これは不正に目をつぶり、見てみないふりをし、放置することではありません。
あくまで神がなされる業に目を止め、自分の基準とは全く違う神の正義が全うされるように祈り、ゆだね、自分が報復することをやめることなのです。
「愛する者たちよ。自分で復讐をしないで、むしろ、神の怒りに任せなさい。なぜなら、『主が言われる。復讐はわたしのすることである。わたし自身が報復する』と書いてあるからである。」
(ローマ12:19)
神の報復におまかせする時、私たちの心は平安と喜びに満たされます。
「わたしのうちに思い煩いの満ちるとき、あなたの慰めはわが魂を喜ばせます。」
(詩篇94:19)
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ある教会が老人福祉施設を建設するため、付近の住民の方々向けに説明会を開きました。
すると、「家の前の道路を工事車両が通ると交通が混雑する、危険だ」等々、反対の嵐です。
責任者となっていた牧師は、反対派の中心のAさんと話し合い、粘り強く交渉し、数年後にようやく老人ホームの完成にたどり着きました。
さて、その施設に最初に入居した人は誰だったのでしょう。
他ならぬAさんだったのです。
数年前とはガラリと体調が一変し、どうしようかと考えた時、
「家に一番近くて、しかも一番新しい施設だから」
という理由でご家族共々選ばれたのでした。
神のわざは私たちの思いを遥かに越えて成されるのです。
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神のわざに委ねる一日を今日も歩んで参りましょう。
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