今日のみ言葉【No.3979】(2026年 8月17日)「生活の処方箋(340)『誰の課題か』」

なぜ、兄弟の目にあるちりを見ながら、自分の目にある梁を認めないのか。自分の目には梁があるのに、どうして兄弟にむかって、あなたの目からちりを取らせてください、と言えようか。
(マタイ7:3-4)

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Aさんは大変な働き者ですが、弟さんは音楽が大好きで職を持っていません。

Aさんは、いつも

「弟には困ったものだ。働きもせず、金にもならないバンドにうつつを抜かして」

とぼやきます。

ですから二人が会えば必ず兄弟げんかです。

ある時、Aさんは考えました。

「オレは本当に困っているんだろうか。弟が仕事をしないからとて自分は少しも困らない。彼も困っていない。自分の考え方が問題だ」

と。

そこで、

「好きな音楽を存分に楽しませてやるために、弟一人分くらいオレが稼ごう」

と考え方を変えました。

すると弟に対する愚痴もなくなり、弟を支援する側に回ったのです。

二人の関係が変えられると、弟さんは音楽を本気でし始め、今はプロとして認められています。

「困った」と思うならば、それはあなたが視点を変え、豊かな人生を生きるための神様からの宿題のようです。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

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Aさんの最初の状態は、

「大人は真面目に働いてお金を稼ぐべきだ」

という相手を裁く態度でした。

ところが、ここで彼に革命的な気づきが与えられます。

それは、「これは誰の課題か?」という視点です。

働かずにお金が無くて困るのは弟さんの方なのですから、それは彼の課題です。

それをAさんは勝手に自分の課題として抱え込み、自ら「困った状況」を作り出していたのです。

自分と弟を癒着させていた考え方を改め、自分の課題と弟の課題は切り離さなければならないと考えを変えたことがポイントです。

つまり、相手の行動を変えようとするのをやめ、自分自身の心のあり方を新しくしたのです。

まさに今日の聖句である、

「なぜ、兄弟の目にあるちりを見ながら、自分の目にある梁を認めないのか。自分の目には梁があるのに、どうして兄弟にむかって、あなたの目からちりを取らせてください、と言えようか」
(マタイ7:3-4)

を地で行った展開です。

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相手の問題だと思っていたことが、実は自分の見方の問題だったと気づくことは、非常に難しく、また勇気のいることでもあります。

しかし、その先に真の解決があることを信じ、自らの視点の転換を試みる…。

今日という日を、そのような一日として歩んでまいりましょう。

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