今日のみ言葉【No.889】(2014年 9月13日)
しかし、わたしはあなたのみ力をうたい、朝には声をあげてみいつくしみを歌います。
(詩篇59:16)
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人間の体内時計は24時間ピッタリではなく、平均して24時間10分なのだそうです。
ちょっと油断すると生活のリズムが狂うのはこういう理由が大きいのでしょう。
しかし時計の時間を修正する方法があるように、体内時計もリセットできます。
それは太陽の光です。
特に朝日を浴びることが重要です。
ある調査によれば、どんなに明るいコンビニでも1300ルクス。しかし晴天時の太陽の光は十数万ルクス。
この差は圧倒的です。
この太陽の光が人の体内時計をリセットさせ、シャキッとしたリズムある生活にしてくれるのです。
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今日の聖句はその朝に関係するものですが、朝の前には暗い夜があります。
「その夜、サウルはダビデの家に使者たちをつかわして見張りをさせ、朝になって彼を殺させようとした。」
(サムエル記上19:11)
権力者は自分の地位を脅かす相手を無き者にしようとします。
ダビデは自分には何の落ち度もないのに、サウル王によって命を付け狙われる日々が始まります。
しかし彼は何度も助けられるのです。この時は
「ダビデの妻ミカルはダビデに言った、『もし今夜のうちに、あなたが自分の命を救わないならば、あすは殺されるでしょう』。そしてミカルがダビデを窓からつりおろしたので、彼は逃げ去った。」
(サムエル記上19:11-12)
と、妻ミカルの機転によって助けられました。
ミカルは父であるサウル王より夫ダビデを助けたゆえに、後に別の男に嫁がされます。
正しいことをしているから幸福な生涯を送れる…、とは限らないのがこの世です。
この不条理のまっただ中をダビデは生きなければなりませんでした。
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特に夜、心の戦いがやって来ます。
それは、
「彼らは夕ごとに帰ってきて、犬のようにほえて町をあさりまわる。」
という同じ文が6節と14節で繰り返されていることです。
夜寝る時に、
「このままで一体どうなるのだろう…」
「明日は生きていられるだろうか…」
という不安が寝床の中に忍び寄ってきます。
ダビデは夜通し祈る時もあったに違いありません。
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そこで今日の聖句です。
「しかし、わたしはあなたのみ力をうたい、朝には声をあげてみいつくしみを歌います。」
(詩篇59:16)
冒頭の
「しかし」
という語が重要です。
事態は昨日と何の変わりもない。
それでも
「しかし」
と神に向かって顔を向けるのです。
そして、
「わたしはあなたのみ力をうたい、朝には声をあげてみいつくしみを歌います。」
とあるように、信仰の先取りをして神を賛美するのです。
夜は不安の先取りをして眠れなかったかもしれません。
しかし朝には信仰の先取りをして賛美をすることです。
朝の光を浴び、不安を捨て、声をあげてみいつくしみを歌う一日のスタート。
これが逃亡中のダビデを支える平安の礎となったのです。
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朝日を浴び、神のいつくしみを歌い、神と共なる今日という日を始めて参りましょう。
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