今日のみ言葉【No.3770】(2025年11月 7日)「ミナのたとえ話(5)」
さて、彼が王位を受けて帰ってきたとき、だれがどんなもうけをしたかを知ろうとして、金を渡しておいた僕たちを呼んでこさせた。
(ルカ19:15)
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「なぜ上司はいつも無能なのか」
という有名な命題があります。
たとえば、営業で抜群の成績を収めた人が、その業績を認められて課長になったとします。
彼は自分のセールステクニックを部下に伝授し、さらに売上が上がります。
それが認められ、昇進して部長になります。
この辺で急速に失速します。
なぜなら、部長職は、今までの販売能力一本では務まらず、部下を管理するマネジメント能力、経営の力、人心掌握のための人間関係力等、別の能力が必要になるからです。
ところが、売ることに長けた人は、これらの力を養ってきてはいませんから、部長になった途端に「無能」というレッテルが貼られるわけです。
あまりにも大きなものを与えられすぎると、人間は不幸になるのです。
神が人間に与える報いは、一見、格差がある不平等のように見えますが、実はその人に合った適正なものだということがミナのたとえ話から知ることが出来ます。
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政治家の主人が、「王」、すなわち、最高権力者として帰ってきます。
「さて、彼が王位を受けて帰ってきたとき」
(ルカ19:15)
これは、イエス・キリストが王として地上に再臨されることを表しています。
この主人は、預けておいた1ミナのをどう使ったのか、しもべたちに報告をさせます。
「だれがどんなもうけをしたかを知ろうとして、金を渡しておいた僕たちを呼んでこさせた」
(ルカ19:15)
これは、私たちが与えられた賜物を、一生の間、どのように生かして用いたか、神から問われるということです。
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ここで、元手の1ミナを10ミナに増やした僕には10の町を支配させるという報償が与えられました。
ところが、5ミナ儲けたしもべには5つの町を支配させるという報償です。
神は、
「同じ1ミナを与えたのに、あの僕は10ミナも儲けたのだぞ。お前の努力が足りない。罰として5つの町しかやらん!」
と言う怒りの神なのでしょうか。
そうではありません。
神はあなたが最高に生き生きと活動できる場を用意されるということなのです。
もし、この5ミナの僕に10の町が与えられたら、自分の能力以上の仕事をしなければならなくなるので、「無能な上司」と言われる状況になるでしょう。
また、せっかく10の町を管理できる能力を持ちながら、その半分の5つの町しか与えられなければ、10ミナの僕は自分が認められていないと感じ、腐ってしまうでしょう。
神は忠実な者に、その行いにふさわしい「最良の場所と務め」を備えてくださいます。
そしてそれは、私たちが地上で完全な形で見るのではなく、キリスト再臨後、千年王国において現実となるのです。
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与えられた賜物を忠実に生かす日々を送ってまいりましょう。
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