今日のみ言葉【No.828】(2014年 5月19日)
あなたは腰に帯して、男らしくせよ。わたしはあなたに尋ねる、わたしに答えよ。
(ヨブ記40:7)
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カバはユーモラスでかわいい動物と思われています。
一説によると、それはディズニーの描く可愛い赤ちゃんの定義にピタリと当てはまっているからだそうです。
・大きな頭
・小さな耳
・広い額
・目の位置が低い
・首がない
・ぽこっと出たお腹
・太い足
・短くて細くない腕
・小さな指
・長くカーブした体
ところが、アフリカではカバは危険な動物として恐れられています。
ライオンでも虎でもなく、カバに襲われて命を落とす事故が一番多いからです。
ユーモラスな外見とは違って、カバは機敏で獰猛であり、強大な力を持っているのです。
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ヨブ記第40章では、神はこの河馬(カバ)を取り上げてヨブになおも迫ります。
カバの強さを知っているか、と、ヨブの無知を徹底的に知らせ、無知と高慢のゆえに
「神は不当だ」
と叫んでいたヨブの罪を見逃しません。
彼は既に
「見よ、わたしはまことに卑しい者です、なんとあなたに答えましょうか。ただ手を口に当てるのみです。」
(ヨブ記40:4)
と自分の非を認め、神に降参していますが、それでもなお神は追及の手を緩めません。
「あなたは腰に帯して、男らしくせよ。わたしはあなたに尋ねる、わたしに答えよ。」
(ヨブ記40:7)
単なる反省でなく、神はヨブに真の罪の悔い改めをさせようとしているのです。
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うまく行けば感謝し、うまく行かないと神に文句を言うという信仰は初歩のスタイルで、多くの人はここからスタートします。
しかしそのままではずっと御利益信仰であり、自分に対する利益がないと見えれば、願いを満たしてくれそうな別の対象へと移るのが人間の姿です。
どこかでここから脱却し、罪を赦す神との人格的出会い、そして、うまく行っても行かなくても神に栄光を帰す生き方へと、神は強力に導いて下さいます。
そのためのポイントは、罪の認識と悔い改めなのです。
人間にとっては大変つらい体験ですが、神はこの狭き門をくぐらせ、命の道へと導いて下さいます。
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Aさんと洗礼前に罪の悔い改めの祈りをしていた時のことです。
始まってまもなく、ご近所に救急車がやって来ました。
しかもごく近くで、
「ピーポー!ピーポー!」
という大きな音が鳴り渡っています。
私は救急車で運ばれる方の安否を祈る気持ちよりも、
「せっかくのこの時、Aさんの祈りが妨げられる」
と思ってしまいました。
Aさんは淡々と祈り続けています。
私はやむを得ず、そのまま一緒に祈りの時を共にしました。
やがてまた救急車が
「ピーポー!ピーポー!」
と大きな音で去っていくのが聞こえました。
まだ悔い改めの祈りは続いています。
そして心の片隅にも告白していない罪が無いことを確認したAさんは、祈り終わりました。
清々しいお顔でした。
私はすかさず、
「救急車の音が大きくて大変でしたねえ」
と言うと、
「エッ!救急車が来てたんですか?」
と全くあの音が聞こえなかったというのです。
Aさんの一途な思いに応えて、神はあの音を聞こえなくしてくださったのだと、神を共にほめたたえました。
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神は悔い改めの応援をして下さいます。
御心にかなった祈りの時を持つ一日として参りましょう。
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