今日のみ言葉【No.800】(2014年 4月 8日)
かすめ奪う者の天幕は栄え、神を怒らす者は安らかである。
(ヨブ記12:6)
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時代劇が大好きで、わざわざ時代劇チャンネルまで契約している牧師さんに、
「時代劇を見るならベストは何?」
と質問したら、即座に、
「池波正太郎の鬼平犯科帳」
という答が返って来ました。
早速私も見て、すぐに池波ファンになってしまいました。
「何がいいの?」
と今度は家内に質問されたのですが、
「あの不条理なところがいい」
というのが私の答です。
水戸黄門に代表されるような勧善懲悪のめでたしめでたしで必ずしも終わることなく、悪が栄え善が虐げられる展開が現実味を一層そそるからでしょう。
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今日の聖句は
「かすめ奪う者の天幕は栄え、神を怒らす者は安らかである。」
という、聖書にこんなところがあるのかと思われるような個所です。
そして現実の世の中では至るところでこのような矛盾を目にします。
ヨブの悩みもここにあります。
なにゆえ正しく生きている者が不幸な目に遭い、神を神とも思わず悪事を重ねる者に何の災も起こらないのか、と。
まさに人生の不条理です。
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この時、人は悩まなければならないのです。
神がなぜ今すぐこの矛盾を解決してくださらないのか?
なぜ放っておかれるのか?
なぜ私が苦しみの只中に置き去りにされたままでいなければならないのか?
私たちは
「主よ、なにゆえ遠く離れて立たれるのですか。なにゆえ悩みの時に身を隠されるのですか。」
(詩篇10:1)
と訴えざるを得ません。
そうすると、
「わたしは悩みのうちに主に呼ばわり、わが神に叫び求めました。主はその宮からわたしの声を聞かれ、主にさけぶわたしの叫びがその耳に達しました。」
(詩篇18:6)
とあるように、悩みの中から祈りが生まれ、神との交流が始まります。
目には見えませんが、今も生きておられる神とのやり取りの中で人生を始めることを神はお望みなのです。
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クリスチャンは悩んでもいいのです。
しかし、堂々巡りで同じ所をぐるぐる回りっぱなしの悩み方ではなく、天に向かって神に叫びを上げるのです。
その祈りを通して神は働いて下さり、悩んでいた時には考えもつかなかった展開を与えて下さいます。
今日もしっかり悩み、祈り、神と共なる着実な一日を送ってまいりましょう。
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