今日のみ言葉【No.732】(2014年 1月 9日)
ユダはうしろを見ると、敵が前とうしろとにあったので、主に向かって呼ばわり、祭司たちはラッパを吹いた。
(歴代志下13:14)
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テレビアニメの世界で長らく最長の話数を誇っていたのは「一休さん」でした。
2007年、「ワンピース」にその座を譲るまでの間、全296話。
「ポクポク」という木魚の音が流れる中、とんちで切り抜ける一休さんが話の中心ですが、CMに入る前のセリフが今でも私たちの耳に残っているのではないでしょうか。
「あわてないあわてない、一休み一休み」
「焦らない焦らない、一休み一休み」
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レハベアムの子アビヤが南ユダの王となり、北イスラエルのヤラベアム王と対戦しました。
兵力は80万人の北に対し、南は40万人という2倍の差。
どう見ても北イスラエルが優勢です。
しかも知恵と経験に勝る老獪なヤラベアムは、伏兵を後方に送り、若造のアビヤたちを挟み撃ちにしました。
アビヤ王率いる南ユダは絶体絶命の境地に立たされました。
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ここでアビヤが取った優れた態度は、
「もうダメだ!」
と自己判断しなかったことです。
彼は客観的現実を見ていましたが、それを自分の考えで解釈することはなく、
「主に向かって呼ばわり」
という行為に出ました。
ここが人生の勘所です。
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身の危険が迫り、「危ない」という感覚が襲ってきた時、人は焦ります。
戦争という極限状況でなくとも、
・携帯電話を忘れた
・運転中に免許証が無いことに気づいた、
・受験生が合否ラインのすれすれにいるという結果が出た
などのありふれた状況で、私たちはジタバタするものです。
「何とかしなくては!」
「がんばらなくては!」
と、我力を発揮しようとする私たちですが、そこでは一瞬目をつぶることをおすすめします。
そして祈るのです。
「神様、あなたの出番です。」
アビヤが現実よりも神に目を向け、主に呼ばわった時、
「神が彼らをユダの手に渡された」
(歴代志下13:16)
という不思議な出来事が起こりました。
神に信頼し、従うアビヤ側に神がつき、味方となり、勝利を得させたのです。
自分が
「焦っているなあ〜」
とわかった時は、いきなり走り出さず、目を閉じ、祈るのです。
主に信頼し、主に呼ばわり、主に従う覚悟を定める時、私たちの人生には思いもよらない展開が待っています。
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祈り、神に呼ばわる一日として参りましょう。
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