今日のみ言葉【No.3310】(2024年 3月14日)「ヨセフ、捕らえられる(3)」
彼を捕えて穴に投げ入れた。その穴はからで、その中に水はなかった。
(創世記37:24)
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ルベンの制止によって、兄弟たちはヨセフを今ここで殺すことを思いとどまりますが、彼らが反省して、殺意も消えて無くなったのではありません。
ルベンが
「彼を荒野のこの穴に投げ入れよう」
(創世記37:22)
と言ったのは、
「ヨセフを彼らの手から救いだして父に返すためであった」
(創世記37:22)
と、ちゃんと理由が明らかにされています。
彼はヨセフを生かそうとして穴に投げ入れようとしました。
ところが、兄弟たちの考えはそれとは逆です。
実はこの穴とは、水を貯めておく穴だったのです。
(※参考:KJVでは"pit"、NIVでは"cistern")
こんな所にずっと放っておかれたら、やがて死んでしまいます。
そうなれば、
「俺たちが殺したのではない。あいつは勝手に死んだのだ。大体、ルベン兄さんが穴に入れろと言ったのが悪い」
ということになり、責任逃れをすることができます。
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ところが、神はすべてをご存知であり、人間がどうするか、そしてその結果がどうなるかを把握しておられます。
神は次のような状態を作っておられました。
「その穴はからで、その中に水はなかった」
(創世記37:24)
これこそ神の摂理です。
ルベンはヨセフを助けようとしました。
それは神の御心と合致していました。
彼がその行動を取った時、悪意のある兄弟たちも賛成するアイディアが与えられ、神によってヨセフが生かされる状態となったのです。
神の方が人間より一枚も二枚も上手(うわて)…、いいえ、はるかに上手なのです。
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矛盾や不合理と見える状況の中でも、神の御手は張り巡らされています。
神の摂理があると信じ、一つ一つ神の配慮を見出しつつ、最善を追い求める過ごし方をして参りましょう。
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