今日のみ言葉【No.3310】(2024年 3月14日)「ヨセフ、捕らえられる(3)」

彼を捕えて穴に投げ入れた。その穴はからで、その中に水はなかった。
(創世記37:24)

——————

ルベンの制止によって、兄弟たちはヨセフを今ここで殺すことを思いとどまりますが、彼らが反省して、殺意も消えて無くなったのではありません。

ルベンが

「彼を荒野のこの穴に投げ入れよう」
(創世記37:22)

と言ったのは、

「ヨセフを彼らの手から救いだして父に返すためであった」
(創世記37:22)

と、ちゃんと理由が明らかにされています。

彼はヨセフを生かそうとして穴に投げ入れようとしました。

ところが、兄弟たちの考えはそれとは逆です。

実はこの穴とは、水を貯めておく穴だったのです。
(※参考:KJVでは"pit"、NIVでは"cistern")

こんな所にずっと放っておかれたら、やがて死んでしまいます。

そうなれば、

「俺たちが殺したのではない。あいつは勝手に死んだのだ。大体、ルベン兄さんが穴に入れろと言ったのが悪い」

ということになり、責任逃れをすることができます。

-*-*-*-*-*-*-

ところが、神はすべてをご存知であり、人間がどうするか、そしてその結果がどうなるかを把握しておられます。

神は次のような状態を作っておられました。

「その穴はからで、その中に水はなかった」
(創世記37:24)

これこそ神の摂理です。

ルベンはヨセフを助けようとしました。

それは神の御心と合致していました。

彼がその行動を取った時、悪意のある兄弟たちも賛成するアイディアが与えられ、神によってヨセフが生かされる状態となったのです。

神の方が人間より一枚も二枚も上手(うわて)…、いいえ、はるかに上手なのです。

-*-*-*-*-*-*-

矛盾や不合理と見える状況の中でも、神の御手は張り巡らされています。

神の摂理があると信じ、一つ一つ神の配慮を見出しつつ、最善を追い求める過ごし方をして参りましょう。

-*-*-*-*-*-*-
-*-*-*-*-*-*-

□ ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ □
■メールマガジン「今日のみ言葉」
■発行責任者:山形ジョイフルチャーチ 丸山芳浩
■ご意見ご感想は、 maruyama@mikotoba.org までどうぞ
■Webサイト mikotoba.org
■YouTube 丸山芳浩師 メッセージチャンネル
www.youtube.com/@joymaru

■御言葉メールの申込、停止は全て自動でなされます。下記メールアドレスに件名も本文も無い空メールを送信して下さい。

☆御言葉メールをお申し込みになりたい方は
reg@mikotoba.org
(仮登録メールが送られますので、その中のリンクをクリックして本登録となります)

★御言葉メールを停止したい方は
del@mikotoba.org

御言葉

Posted by maruyama