今日のみ言葉【No.3295】(2024年 2月26日)「生活の処方箋(114)『できる限りの事』」
この女はできる限りの事をしたのだ。
(マルコ14:8)
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同じ事を考え、同じ事を成しても、結果が違うのはなぜでしょうか。
それは、出発点が異なるからです。
「物事を楽に済まそう」
と考えて事を始めると、本来60の実力があっても力が削がれ、60以下の仕事となり、良き結果は得られません。
しかも、その結果が自分への評価となり、やがて自らの存在をも脅かすことになります。
一方、
「一番良い方法は何か」
と考えてすると、できれば80ぐらいしたいのだけれど現時点では60がギリギリという実力であれば、60のエネルギーで全力を尽くすことです。
今できるベスト(best 最高・最良)を、というチャレンジを心すると、ふと成長している自分自身に気づくことでしょう。
たとえば、ご商売であれば、いつも
「お客様のためにベストを」
という視点で考えると、ご商売が幾倍にも成長しているのを見るでしょう。
今週も心して自らのベストをし続けましょう。
(※田中信生の『生活の処方箋』より)
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今あるベストを尽くしたのは、ナルドの香油を捧げた女です。
現代の金額に換算すると、300万円にも匹敵するほどの高価なものを、彼女はイエス様のために捧げたのでした。
それは、自分の罪のためにイエス様の命が犠牲になることを直感的に察したこの女が、感謝のあまり、できることは何かと考えた結果です。
花嫁道具になるはずの香油でしたが、これは死者を葬る際の香油となりました。
「すなわち、わたしのからだに油を注いで、あらかじめ葬りの用意をしてくれたのである」
(マルコ14:8)
イエス様は最上の賛辞で彼女の行為を認められました。
「よく聞きなさい。全世界のどこででも、福音が宣べ伝えられる所では、この女のした事も記念として語られるであろう」
(マルコ14:9)
彼女はそんなことは考えもしていなかったでしょう。
しかし、ベストを尽くす時に、自分でも意図しない成果が現れ、神の祝福で満たされるのです。
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人と比べてのベストではなく、私のベストを尽くす今日として参りましょう。
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