今日のみ言葉【No.575】(2013年 5月23日)

しかし、あなたは身ごもって男の子を産むでしょう。
(士師記13:3)

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私のスーツケースはサムソナイト製です。もうかれこれ30年近く使っていますが、ビクともしません。その耐久性は折り紙付きです。

サムソナイトという名前の由来は、今日の士師記13章で生まれるサムソンから来ています。

彼は怪力の持ち主として旧約聖書の中でも特異な存在感を放っています。

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サムソンのストーリーを知るには、「サムソンとデリラ」(1950年アメリカ映画)をご覧になると良いでしょう。

怪力サムソンは美しい女デリラと恋に陥ります。

ところが、彼女はサムソンの力の秘密を知るためにペリシテが遣わした女スパイでした。

サムソンに苦杯をなめさせられた敵ペリシテは、デリラから得た情報で、サムソンの力の秘密は髪の毛にあることをつかみます。

恋した女に裏切られ、髪の毛を剃られてしまったサムソンは力を出せずに捕らえられてしまいました。そして目をくりぬかれた上に牢獄に入れられてしまうのです。

しかし彼は牢獄の中で悔い改め、…、

(以後のストーリーの結末は知りたい方は、ご自分で士師記16章までお読み下さい。)

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波乱に満ちたサムソンの人生は、

「しかし、あなたは身ごもって男の子を産むでしょう。」

という御使いの言葉によって始まりました。

サムソンの母は不妊の女でした。

その彼女に神の使いが現れ、神の言葉を告げたのです。

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しかし、人は神の「不可能を可能にする」言葉をなかなか信じることができません。

なぜなら、

「今までが今まで…」

だったからです。

何度やってもその通りにならず、気を取り直して再びやり始めてはみたものの、やっぱり結果は同じ。

ですから、お子さんや夫や妻や部下から

「今度はちゃんとやるから大丈夫」

と言われても、頭の中をかすめるのは、

「今までが今までだったからなー…」

という思いです。

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この壁を打ち破るのは、

「神が語られた」

という確信です。

神が語られたことは、途中に紆余曲折があっても、必ずそうなる、という確信です。

目の前の現実が変わるということを信じられない人は、その上に更に大きな神様の毛布を掛けてみましょう。

それは、

「神が語られたことは必ず成る」

という毛布です。

「この人は絶対に変わらない」

というあなたの確信の上に、

「神が語られたことは必ず成る」

という神様の暖かい毛布をかけ、それで覆うのです。

やがてあなたの

「今までが今まで…」

という言葉が、

「主にとって不可能なことがありましょうか。」
(創世記18:14)

という言葉に変わっていきます。

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神様の毛布に包まれる一日を過ごして参りましょう。

士師記,御言葉

Posted by maruyama