今日のみ言葉【No.2917】(2022年10月 6日)「ソドムとゴモラの滅亡(4)」
彼はためらっていたが、主は彼にあわれみを施されたので、かのふたりは彼の手と、その妻の手と、ふたりの娘の手を取って連れ出し、町の外に置いた。
(創世記19:16)
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今日先発で投げる予定の大谷翔平選手が、昨日、その投げる右腕に死球を食らいました。
痛みをこらえて一塁まで行くと、相手チームの選手が、
「Are you OK?」(大丈夫か?)
と声をかけたのでしょう。
大谷選手は笑顔で彼を指差し、
「Tomorrow」(明日)
と言っている動画がアップされました。
つまり、
「明日、君に報復死球するよ!」
というジョークなのです。
相手選手は、
「Don’t do that to me!」(それは俺には勘弁してくれよ!)
とでも言っているようで、とても死球後とは思えないなごやかな雰囲気になりました。
救われるとはこのようなことで、悪化する一途としか見えない状況であっても、一瞬にして変わるのです。
御使がロトの一家を救出した出来事は、まさにこのことです。
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ソドムの人々の罪が頂点に達していたことを、聖書はこう証言しています。
「今夜おまえの所にきた人々はどこにいるか。それをここに出しなさい。われわれは彼らを知るであろう」
(創世記19:5)
これは同性愛の肉体関係のことを言っています。
人間が神を無視し、心のおもむくままに無制限の自由を追求すると、神は最後には人間を放置なさいます。
「神は彼らを正しからぬ思いにわたし、なすべからざる事をなすに任せられた」
(ローマ1:28)
その行き着く先が同性愛で、これは神の目から見ると、非常に大きな罪です。
なぜなら、命を生み出すはずの性関係を、命を生み出さないものとして使うからです。
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ここで私個人のLGBTに関する見解を述べておきます。
まず、カウンセラーとして、LGBTの方々は保護されるべきと考えています。
というのは、周囲の無理解によって化け物扱い、怪物扱いされ、自分自身もそう思い、二次災害として、うつ病になったり、自殺未遂を繰り返したりという事例を見聞きしてきたからです。
どんな人でも、その人の存在を守ってあげなければなりません。
そのような意味で、LGBTの方々の生き方がどうあれ、その人は保護されるべきであると考えています。
その後に、その人の行動が周りの人々に悪影響を与えているなら、それは改善せねばならないものであり、もし病気という症状なら治療という形になるべきです。
また、もっと良い生き方があるなら、それを指し示していこうとするのが私たちのとるべき態度だと思っています。
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一方で、私は聖書を信じ、それを教える立場にあります。
エデンの園で、神の制限を取り払おうとしたアダムとエバが罪に陥ったことはご存知でしょう。
神は人間に自由を与えておられますが、その自由には制限が加えられています。
それがエデンの園の中央にある善悪を知る木の実でした。
彼らがそれを取って食べたということは、神が定められた秩序を踏み越え、神に逆らったということです。
これが罪です。
さて、同じように、神は男女の性関係から命を生み出すという秩序を定められました。
男女の肉体関係は、神が定めた範囲内のみで自由なのです。
ここを逸脱し、無制限の自由を追求した先に同性愛があると聖書は語ります。
聖書において、同性愛が罪と定められているのはこういうわけです。
ですから、LGBTの方々は保護されるべきではあるが、神様の御心を行う方向に行くのが正しいことだと私は考えています。
ただし、現実はそう簡単に割り切れるものではなく、この2つの方面から最適の答えを見出していこうとする最中です。
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ロトを救おうとする御使の働きは、力強いものでした。
「かのふたりは彼の手と、その妻の手と、ふたりの娘の手を取って連れ出し、町の外に置いた」
(創世記19:16)
両手を使って町の外まで連れ出したわけですが、助け出されたこの4名が協力的であったかどうかは疑問です。
一家の代表たるロトは、
「彼はためらっていた」
(創世記19:16)
と表現されています。
彼はソドムの罪に染まってはいませんでしたが、目前に迫っている滅びのことがわからず、霊的盲目になっていたのです。
行きたくない、現状維持のこのままでいたい、と抵抗を示す人間を動かしたのは何でしょう?
聖書はそれを
「主は彼にあわれみを施されたので」
(創世記19:16)
と明かしています。
私たちがなぜ決断できたのか、なぜ思い切って飛び出せたのか…。
それは神のあわれみの故だと聖書は語ります。
私たちには何の功績もありませんが、ただ神があわれんで下さったがゆえに、救いにあずかり、祝福の道を歩んでいるのです。
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神のあわれみによって生かされていることを思い、今日も感謝の歩みを進めて参りましょう。
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