今日のみ言葉【No.453】(2012年11月28日)
もうしばらくの間、休んでいるように」と言い渡された。
(黙示録6:11)
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今日の聖句は、のんびりと休んでいるように、という文脈で使われているのではありません。
黙示録は世の終わりの時代の様子を告げています。
そこでは戦争があり、飢饉があり、多くの人々が命を失う有様が黙示録特有の表現で描写されています。
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10節で、
「聖なる、まことなる主よ。いつまであなたは、さばくことをなさらず、また地に住む者に対して、わたしたちの血の報復をなさらないのですか」。
と、迫害されて天に召されていた聖徒たちが叫びます。
それに対する神の答えとして、
「彼らと同じく殺されようとする僕仲間や兄弟たちの数が満ちるまで、もうしばらくの間、休んでいるように」
とあるのです。
神の国が来るまでには、神様の秤(はかり)があるようです。
殉教者の血が流され、人間の苦しみがあり、信仰を守るための戦いがあるのは神のご計画のゆえです。
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海外ではクリスチャンであるが故に殺されたり、教会が襲撃を受けるという事件が現実に起きています。
現在の日本ではそのようなことは起こりませんが、信仰的に何の落ち度もないのに、苦難が次々とやってくるクリスチャンの方を目にすることがあります。
信仰あふれる人ほど祝福されるはずなのに…、と人間の思いではそう考えます。
しかし、今日の聖句では、殉教者の血がある一定のところまで満ちなければならないことを教えているのです。
だからといって苦難を何でも甘んじて黙って受けよ、ということではありません。改善できる努力は大いにしましょう。
しかし、
・信仰を持っているが故に人々から受ける誤解や偏見
・聖書の約束を信じてもその通りにならなかった体験
・かなわない祈り
がある中で、それでも信仰を守ろうとして生きる時、私たちはこの黙示録の戦いを共に戦っているのです。
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今日一日の苦労には意味があるものと信じ、歩んで参りましょう。
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