今日のみ言葉【No.2836】(2022年 6月14日)「悪霊につかれたゲラサ人(1)」
それから、彼らはガリラヤの対岸、ゲラサ人の地に渡った。陸にあがられると、その町の人で、悪霊につかれて長いあいだ着物も着ず、家に居つかないで墓場にばかりいた人に、出会われた。
(ルカ8:26-27)
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Lineで既読スルーされたとします。
あなたはその時どう思いますか?
「私も見落とすことがあるから、この人もそうかもしれない」
と思える人の心は平穏です。
「このまま返信がないと困っちゃうな。そうだ、もう一度送ってみて、それでも気づいてもらえなかったら電話しよう」
というアイディアも浮かびます。
同じ既読スルーでも、
「どうしよう、何かあの人の気にさわることでも私書いたのかな?」
と考える人がいます。
すると、頭の中で心配がふくらみ、
「嫌われてしまうかも…」
という悲観的結論に飛躍してしまいます。
同じ一つのことでも、それをどう受け止めるか、考え方一つであなたは楽しくもなり憂鬱にもなるのです。
今日から「悪霊につかれたゲラサ人」のシリーズが始まります。
悪霊というと不気味で恐ろしい感じがしますが、イエス様にあってこの出来事は大きな祝福へと変えられていくのだという思いでこの箇所を読んでいきましょう。
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「それから」とありますが、これはガリラヤ湖の嵐を言葉によって静めたイエス様の奇跡を弟子たちが体験した後ということです。
水の上という不安定な状況から陸に上がって地に足をつけられたのですから、弟子たちはホッと安心したことでしょう。
ところが、
「陸にあがられると、その町の人で、悪霊につかれて長いあいだ着物も着ず、家に居つかないで墓場にばかりいた人に、出会われた」
(ルカ8:26-27)
とあります。
こういうのを、
「一難去ってまた一難」
と言うのではないでしょうか?
つまり、
「試練が次々と襲ってくる」
「問題ばかりに出会う人生」
というような感じです。
しかし、それは不幸感を増すとらえ方です。
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ひとつ問題が片付いたと思ったら、すぐに別の問題がやってくるのでは休む暇がないと思いますが、もしその問題が2つ同時にやって来ていたとしたらどうでしょう?
相当大変だったに違いありません。
ではそれが3つなら、あるいは5つ同時に抱え込むことになったとしたら…?
間違いなくあなたは潰れてしまうことでしょう。
「ああそうか。全部一度に来たら私は倒れているだろうが、神様は私がギリギリでこなせるものを、ちょうどよく、一つ一つ順番に与えてくださっているのだな」
と考えれば、感謝と喜びにあふれるとまではいかなくとも、問題に対処する心構えはできてくるでしょう。
「先生、それは気休めに過ぎませんよ。現実はそんなに甘いもんじゃない」
と怒りを感じたり、がっかりした思いを持った人は、先に出した既読スルーの話を思い起こして下さい。
どこかで先読みの誤りをし、結論の飛躍をしているはずです。
そこを丁寧に、丹念に追っていくことが自分を愛することにつながり、神が与えようとしている祝福の人生へとあなたを導いていきます。
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神の祝福は、しばしば試練や問題という包装紙に包まれて送られてきます。
踏みとどまって、その祝福の箱を開ける今日として参りましょう。
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