今日のみ言葉【No.2785】(2022年 4月11日)「創世記(4)」
主なる神は土のちりで人を造り、命の息をその鼻に吹きいれられた。そこで人は生きた者となった。
(創世記2:7)
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「桃から生まれた桃太郎」
と言えば、誰でも昔話の桃太郎を思い浮かべます。
仲間と協力して悪に挑み、正義を果たすことを教えるお話です。
もし、これと同じようにして、
「土から生まれたツッチー君です」
と書かれた本があったら、あなたはきっと
「ああ、子供向けの本だな」
と思うでしょう。
そして、そこに流れるメインテーマを探るはずです。
創世記の最初の物語は、そのように準備され、書かれているのです。
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ヘブル語で「人」は「アーダーム」と発音します。
日本語表記では「アダム」です。
「彼らを男と女とに創造された。彼らが創造された時、神は彼らを祝福して、その名をアダムと名づけられた」
(創世記5:2)
「アーダーム」は普通名詞では「人」と訳され、固有名詞として「アダム」と訳されます。
さて、ヘブル語で「土」は「アダーマー」です。
そうすると、
「主なる神は土のちりで人を造り」
(創世記2:7)
は、
「主なる神は『アダーマー』のちりで『アーダーム』を造り」
となり、先に書いた
「土から生まれたツッチー君です」
というようなヘブル語の言葉遊びであることがわかります。
ただし、これを童話や神話扱いにしてはいけません。
創造の真理が幼い子供でもわかるように書かれてあるのだ、と読むべきなのです。
桃太郎のお話には、正義を貫けというメッセージが込められているように、創世記のストーリーにも、表面的な内容の奥に、伝えたい中心的メッセージが込められているのです。
それがどのようなものかは、次回に譲ります。
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聖書には難解な部分もありますが、わかる部分も随所に出てきます。
わかったところを大切にし、聖書をありのまま、素直に読む今日として参りましょう。
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