今日のみ言葉【No.2750】(2022年 2月19日)「万事を益となるようにして下さる神」
神は、神を愛する者たち、すなわち、ご計画に従って召された者たちと共に働いて、万事を益となるようにして下さることを、わたしたちは知っている。
(ローマ8:28)
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リック・ウォレン師が説教の中で、自分はケーキを焼いて教会の皆さんにプレゼントするのだという話をしておられました。
ケーキの材料には、砂糖や蜂蜜などの甘いものもありますが、小麦粉やオリーブオイルはそれ単体ではおいしいとは感じられません。
バニラエッセンスに至っては、舐めたことのある人はおわかりでしょうが、苦い味です。
ウォレン師はそれら甘いものも味のないものも苦いものも、すべてを混ぜて焼くと、おいしいケーキが出来上がると言います。
そして、これがローマ8章28節の有名な御言葉の意味するところだと語ります。
どういうことでしょうか?
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「万事を益となるようにして下さる」
(ローマ8:28)
と聞くと、私たちは、神を信じたら良いことばかり起こると、自分に都合の良い未来を思い描きます。
しかし、「万事」とはすべてのことです。
つまり、楽しいこと、喜び、成功体験等の肯定的事柄もケーキの材料のひとつですが、悲しみ、誤解、失敗体験等の苦い味の材料も、この「万事」の中に含まれるということです。
したがって、神を信じていても、神を信じない世の人と同じように、ラッキーなこともあれば災難に遭うこともあるのです。
神はあなたの願望を叶える魔法使いのような存在ではありません。
魔法使いは主人であるあなたの命令に従いますが、神と人間との関係においては正反対です。
神は主権を持って、あなたを造り変えようとなさるのです。
どのようにでしょうか?
それが次の29節に書かれてあります。
「神はあらかじめ知っておられる者たちを、更に御子のかたちに似たものとしようとして、あらかじめ定めて下さった」
(ローマ8:29)
神様の作られるケーキの完成形は、あなたを「御子のかたちに似たもの」とすることです。
そのための材料として、すべてのもの、つまり、あなたが味わった甘い体験、苦い体験等、万事を用いられます。
そして、それを益とするとは、私たちが御子キリストの人格に似た者として成長することです。
これが神から愛されているという証明なのです。
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T兄は病気や仕事上の苦労等、様々な試練を乗り越えてきた方です。
最近はお孫さんとの交流という喜びもありますが、ご家庭での問題もあると私はお聞きしたので、
「いろいろあって、大変ですねえ」
と、いたわりの言葉をかけたつもりでした。
すると彼は、
「いつものことです。日常茶飯事」
とサラリと言ってのけたのです。
試練や困難が来るのは当たり前。
それを通して神様は祝福を与えて下さり、万事を益としてくださることを体験を通して知っておられるT兄ならではの言葉です。
苦労を不運とは思わず、まして人のせいにせず、神から与えられた訓練と受け止め、そこにチャレンジし、磨き抜かれた人格の一端を見た思いでした。
神様はこのようにして、万事を益として下さる御方なのです。
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万事が相働いて、キリストの人格と似たものとなることを信じ、今日のチャレンジに取り組んで参りましょう。
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