今日のみ言葉【No.2728】(2022年 1月24日)「キリスト教イロハ(212)『エペソ人への手紙』」
また、神の力強い活動によって働く力が、わたしたち信じる者にとっていかに絶大なものであるかを、あなたがたが知るに至るように、と祈っている。
(エペソ1:19)
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「過去と他人は変えられない」
とは論理療法の提唱者アルバート・エリスの言葉です。
過去を変えるのは不可能としても、人には何とかして変わってもらいたいと私たちは思い、働きかけます。
それは不可能ではありませんが、かなりの時間を必要とし、それでもやり続ければ、私たちは精神エネルギーを消耗し、疲れ果ててしまいます。
聖書が示す解決法は、御心を伝え、後は神にゆだねて祈り続けることです。
パウロはそれをエペソ教会の人々にしています。
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エペソ人への手紙は、その題名の通り、エペソ地方の諸教会に宛てた手紙なのだろうと思いますが、それは後代の人々がつけた名前です。
当時は今のような郵便制度はありませんでしたから、ローマ政府の公式なもの以外は全て個人の手から手へと受け渡しされていました。
ですから、誰宛かは原本の手紙には書いてありません。
しかし、その内容から、各教会で回覧して読むようにとパウロが考えて書いた手紙だということがわかります。
パウロが願ったのは、
「神の力強い活動によって働く力が、わたしたち信じる者にとっていかに絶大なものであるかを、あなたがたが知るに至るように」
(エペソ1:19)
ということです。
この神の力を、教会員一人々々が知り、体験することが教会全体の力となるからです。
しかし、パウロはエペソ人への手紙の中心点を伝えた後、
「と祈っている」
(エペソ1:19)
と結んでいます。
過去と他人は人間の力では変えられません。
しかし、神によってそれはなされるからです。
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パウロはこの手紙をローマの獄中で書きました。
その内容は以下の通りです。
(1)教会とその信仰(1章)
(2)個人とキリストとの関係(2章)
(3)パウロの示された奥義(3章)
(4)キリスト信者の生活(4章〜6章)
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神にゆだねて祈り続ける今日として参りましょう。
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