今日のみ言葉【No.370】(2012年 8月 6日)
ところが、主が言われた、「わたしの恵みはあなたに対して十分である。わたしの力は弱いところに完全にあらわれる」。それだから、キリストの力がわたしに宿るように、むしろ、喜んで自分の弱さを誇ろう。
(第2コリント12:9)
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ロンドンオリンピックでメダルラッシュの日本。
色が何色であるかによらず、メダルを獲得したと分かった瞬間のはじける笑顔が印象的です。
一方、金メダルを取れなかったので涙の謝罪をした中国選手の姿に、欧米メディアは「なぜ?」という目を向けています。
しかし、日本もかつては中国と同じようにメダル至上主義、勝利至上主義がまかり通っていた時代があったのです。
その日本が変わったように、
「メダルを取ることだけが真の勝者ではない」
と公言する中国選手たちが今回のオリンピックから出てきているそうです。
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今日の聖句は、神様の力が、
「弱いところに完全にあらわれる」
と語っています。
それはオリンピック競技の敗者に、神様の愛の慰めが注がれる…、ということではありません。
素晴らしい学識と実力を持ったパウロに、
「わたしの肉体に一つのとげが与えられた。」
のです。それは、
「高慢にならないように、わたしを打つサタンの使なのである。」
とあります。
その「とげ」とはどんな病気か何かはわかりませんが、彼は不自由を味わっていました。
どう考えてもこの「とげ」がある故に伝道が思うように出来ない。
弱さの原因であるこの「とげ」を取ってもらおう、と思って、彼は
「三度も主に祈った。」
のです。
これは回数がたった3回だということではなく、十分に祈り尽くしたという意味です。
その時に、
「わたしの恵みはあなたに対して十分である。わたしの力は弱いところに完全にあらわれる」
という神の声をパウロは聞いたのです。
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弱いところに神の力が現れる、とは驚くべき宣言です。
弱ければ苦しくなるのが普通だからです。
弱いと負けます。
勝者はあなたを侮辱することがあるでしょう。
「あいつはダメな奴だ」
と見下されるのです。
負ければ、自分の立場が悪くなります。今までついてきた人も離れるでしょう。
人生の行き詰まりを感じるのは、自分が弱かったからだ、と考える他無くなります。
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しかし聖書は言います。
「わたしが弱い時にこそ、わたしは強い」
(第2コリント12:10)
弱さとは、自分の力が何も発揮できない場所です。
自分の力がゼロの所こそ、神の力が100%現れるのです。
人間の力でなく、神の力によって成された、とはっきり誰でも分かる場所。
それが弱さだからです。
このみ言葉を信じる時、自分の弱さを隠す人生に「さよなら」できます。
そして、この弱さがあったからこそ私の人生に意味が持てた、と人々に公言できる人生が始まっていくのです。
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あなたの弱さとは何でしょうか?その弱さを神の光の前に差し出す一日として参りましょう。
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