今日のみ言葉【No.371】(2012年 8月 7日)

あなたがたは、はたして信仰があるかどうか、自分を反省し、自分を吟味するがよい。
(第2コリント13:5)

——————

イエス・キリストはどんな顔をしていたのでしょうか?

イエス・キリストの肖像画は各国によってかなり違います。

アフリカ諸国では白人に侵略され、奴隷として連れて行かれたという歴史があるので、日本でよく目にする白人タイプのキリストの絵は受け入れられません。

アフリカでのイエス様の絵は黒人のイエス様です。頭もチリチリのパンチパーマになって描かれています。

-*-*-*-*-*-*-

パウロの外見は様々な歴史資料でうかがい知れますが、いわゆるイケメンとはほど遠い容貌だったようです。

生粋のイスラエル人ですから、アラブ系・中東風の顔立ちと想像して良いでしょう。

彼は背が低く、猫背でした。眼病を患っていたので目の回りにでき物がありました。

ペテロがハゲ頭だったのは有名ですが、パウロもそうだったようです。

残念ながら人間は外見に左右されますから、このような風采の上がらない人から、

「私は使徒だ。貧しいエルサレム教会を助けるために献金せよ。キリストを信じたらこう生きよ。」

と言われるのですから、

「パウロという人の言うことは本当なのか?」

と疑問を持ったり、反発を感じたりする人が出てきたのもうなずけます。

-*-*-*-*-*-*-

反発には自己中心から出た反抗もありますが、多くは真剣に生きている人間の当然の反応です。

パウロの言うことは真に神の御心か、という真剣な問いがあったからこそ、パウロも真剣に彼らに向き合い、時に激しく叱責し、時におろおろし、何通も手紙を書き送ったのです。

今日の聖句の、

「あなたがたは、はたして信仰があるかどうか、自分を反省し、自分を吟味するがよい。」

とは、叩きつけるような言葉ですが、第2コリントの最終章の一節ですから、ここはそのような背景の中で読まれるべき個所です。

-*-*-*-*-*-*-

さて、あなたの今までを振り返って、

「神を本当に信頼しているのですか?」

「反省しなさい!」

「自分自身のことをよーく考え直してみなさい」

というチャレンジを最後に受けたのはいつだったでしょうか?

最近はない?1年前?先週?

神に真剣に向き合えば合うほど、私たちは

「信仰はあるのか?」

「自分自身の心の持ち方はこれで良いのか?」

と問われます。

あなたが生きている証拠です。

神様からのチャレンジは、

「倒すためではなく高めるため」
(第2コリント13:10)

です。

スパン!と気持ちよく打たれ、また気合いを入れ直して進んで参りましょう。

-*-*-*-*-*-*-

真剣に向き合える土台作りの一日となりますように…。