今日のみ言葉【No.2610】(2021年 8月23日)「キリスト教イロハ(174)『列王紀上』」
あなたの神、主のさとしを守り、その道に歩み、その定めと戒めと、おきてとあかしとを、モーセの律法にしるされているとおりに守らなければならない。そうすれば、あなたがするすべての事と、あなたの向かうすべての所で、あなたは栄えるであろう。
(列王紀上2:3)
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コロナの時代、マスク着用と3密回避は当たり前となりました。
アメリカではワクチン接種が広まったので、2021年の5月にワクチンを打った人はマスクを着用しなくてもOKとなりましたが、7月には流行地の屋内ではマスク着用が必要と方針が転換されました。
デルタ株の場合、ワクチンを打った人も知らぬ間に他の人に感染させている可能性があるからだそうです。
マスクをするしないで人を差別するわけではありませんが、これは確実に一つの基準となります。
列王紀における王の評価は、経済が回って国が繁栄したとか、軍隊が強くなって領土を広げたとかではなく、神の戒めに従っているかどうかが基準となっています。
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列王紀は本来ヘブル語原典では一巻でしたが、ヘブル語聖書をギリシャ語に訳した七十人訳聖書で上と下に分けられ、現在に至っています。
列王紀にはダビデ王の死以降のイスラエル王国の歴史が記されています。
列王紀上では、ダビデの子であるソロモン王から始まり、南北分裂王国時代の中期、そして北イスラエル王国のアハジヤ王までのことが書かれています。
内容は次の3つに分けられます。
(1)ダビデ王の晩年(1章〜2章11節)
(2)ソロモン王の生涯とその事業(2章12節〜11章43節)
(3)分裂王国時代(12章1節〜22章53節)
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ダビデは死の直前、わが子ソロモンにこう言い残しました。
「あなたの神、主のさとしを守り、その道に歩み、その定めと戒めと、おきてとあかしとを、モーセの律法にしるされているとおりに守らなければならない。そうすれば、あなたがするすべての事と、あなたの向かうすべての所で、あなたは栄えるであろう」
(列王紀上2:3)
ダビデは必ずしもこの通りに生きたわけではなく、成功と失敗の両方を味わった人です。
それゆえに、この言葉には重みがあります。
列王紀ではイスラエルの歴代の王とその治世が取り上げられ、主の目の前に善を行ったか悪を行ったか、つまり、神の戒めのとおりに生きたかが基準となり、評価されています。
特に分裂時代の南北の王たちは、その統治と神に対する態度が厳しく批判されています。
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歴代の王を他山の石とし、自分を省みる一日として参りましょう。
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