今日のみ言葉(2012年 5月14日)【No.305】
そこでは、遺産となるものは何一つ、一歩の幅の土地すらも、与えられなかった。ただ、その地を所領として授けようとの約束を、彼と、そして彼にはまだ子がなかったのに、その子孫とに与えられたのである。
(使徒7:5)
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今日の聖句は、ステパノが殉教の死を遂げる前、議会で大説教をしたところです。
彼はまずイスラエルの信仰の祖、アブラハムについて触れます。
アブラハムが神の声を聞き、示された地カナンに来た時、
「一歩の幅の土地すらも、与えられなかった」
のです。
彼に与えられたのは、
「ただ、その地を所領として授けようとの約束」
だけでした。
アブラハムの生涯は、神の約束のみを信じる生涯だったのです。
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神の約束のみを信じて生きることは、決して簡単なことではありません。
現実を見ると、必ずしも約束通りに進んでいるようには見えない時が出てくるからです。
神はアブラハムと妻サラとの間に子供が生まれることを約束なさいましたが、待てど暮らせどその兆候は現れません。
そこでアブラハムの血統なら良い、と人間的解釈を施し、アブラハムはハガルとの間にイシマエルをもうけます。
これは彼の失敗でした。
神はその後13年間沈黙を守られ、アブラハムと妻サラの二人の力では子供を産むことが出来ない年齢になるまでお待ちになったのです。
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神の約束を生き抜くには支えが必要です。
聖書を読み、祈ること、教会に来て共に励まし合うことによって強められ、神の約束を再確認する時が必要なのです。
アブラハムが広大な土地と無数の子孫が与えられる約束をいただき、それを夢見たように、私たちも、
「今以上に良くなる」
という夢とビジョンを掲げて生きることが神と共なる歩みとなるのです。
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神の約束を再確認する一日として参りましょう。
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