今日のみ言葉【No.2429】(2020年12月14日)「キリスト教イロハ(120)『聖餐』」
だから、あなたがたは、このパンを食し、この杯を飲むごとに、それによって、主がこられる時に至るまで、主の死を告げ知らせるのである。
(第1コリント11:26)
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「戦争体験者が少なくなったので、今の若い人たちはその実際や悲惨さを本当の意味で知らない」
と、80代のご婦人が語られました。
彼女は意を決して、これから自分が体験したことを語り継いでいこうとされています。
尊いことです。
教会では、イエス・キリストの十字架の意味を思い起こすため、聖餐式が続けられています。
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イエス・キリストが弟子たちと地上での最後の食事を共にした際、継続して行うように命じた晩餐が、やがて聖餐となりました。
「主イエスは、渡される夜、パンをとり、感謝してこれをさき、そして言われた、『これはあなたがたのための、わたしのからだである。わたしを記念するため、このように行いなさい』」
(第1コリント11:23-24)
聖餐式は、プロテスタント教会では洗礼式と並ぶ重要な聖礼典です。
その目的は、イエス・キリストがなぜ十字架の上で死んだのかという、まさにその意味を思い起こすためなのです。
「だから、あなたがたは、このパンを食し、この杯を飲むごとに、それによって、主がこられる時に至るまで、主の死を告げ知らせるのである」
(第1コリント11:26)
ぶどう酒は流された血を表し、パンは裂かれた肉体を表します。
聖餐によって、イエス・キリストの十字架の犠牲で救われたことを確認し、救われた恵みを思い起こすのです。
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2020年はコロナウイルスの飛沫感染の可能性があるので聖餐式を延期していますが、このウイルスの正体が明らかにされ、確かな対策が講じられれば、私たちは再び聖餐式を行います。
一時停止の時期は、当たり前過ぎて通り越していた物事に目を向け、新たにその意味を考え、必要なら方向修正する時期なのです。
聖餐の意味を正しく理解し、更に深い救いの恵みを味わって参りましょう。
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