今日のみ言葉【No.2359】(2020年 9月16日)「災と助け」
正しい者には災が多い。しかし、主はすべてその中から彼を助け出される。
(詩篇34:19)
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今日の聖句は非常に現実的な聖句です。
「正しい者には災が多い」とあります。
神の正しい御心を行う時、スムーズに何の障害もなく事は進むと私たちは思いがちです。
なぜなら、当然そこに神の守りがあるはずだと考えるからです。
しかし、正しいことを行う人ほど妨害や迫害に出遭い、うまく行かないことが多くあるというのです。
なぜでしょう?
この世の支配者であるサタンが、神の御心を果たさせまいとして力と悪知恵でねじ伏せてくるからです。
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イエス様はサタンに対して「この世の君」という言葉を使い、現実の状況がそうであることを認めておられます。
「わたしはもはや、あなたがたに、多くを語るまい。この世の君が来るからである」
(ヨハネ14:30)
イエス様は続いて
「だが、彼はわたしに対して、なんの力もない」
(ヨハネ14:30)
と言っておられますが、無傷で神のわざを終えて天に帰られたわけではありません。
十字架という傷、その前の受難の苦しみを味わわれました。
これはすでに創世記の段階で預言されていたことです。
「わたしは恨みをおく、おまえと女とのあいだに、おまえのすえと女のすえとの間に。彼はおまえのかしらを砕き、おまえは彼のかかとを砕くであろう」
(創世記3:15)
キリストはサタンに「かしらを砕き」という致命傷を与えますが、サタンは十字架という「かかとを砕く」のみにとどまります。
つまり、サタンはキリストに部分的打撃を与えることはできても、勝利はできないという預言です。
イエス様は最終的時点での完全な勝利を見ておられるので
「だが、彼はわたしに対して、なんの力もない」
(ヨハネ14:30)
と言われました。
それは、それ以前の戦いの傷は折込済み、承知済みだということでもあります。
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私たちはこの世に調子を合わせ、妥協して生きれば災いは少なくて済みます。
しかし、本当に生きているという実感は日に日に削がれていくでしょう。
一方、神の御心に沿おうとして正しさを求めて生きる者は災が多く、傷を受け、失うものも多いのです。
しかし、
「主はすべてその中から彼を助け出される」
(詩篇34:19)
とあります。
イエス様のように、その苦難の中を耐え抜く力が与えられ、試練のトンネルという暗闇の中を通り抜けられるのです。
詩篇37篇はこのように言っています。
「たといその人が倒れても、全く打ち伏せられることはない、主がその手を助けささえられるからである」
(詩篇37:24)
傷を負うことは覚悟しなければなりませんが、「全く打ち伏せられることはない」のです。
この神の約束に支えられ、自己判断で暴走することなく、しっかりと神の御心のうちを歩んでいくなら、
「正しい者には災が多い。しかし、主はすべてその中から彼を助け出される」
(詩篇34:19)
という御言葉の確かさをあなたは味わうことができるのです。
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神の御心を行おうとする時、想定外の出来事は起きるものです。
そのことに動じることなく、
「これは神の想定内のことなのだ」
と神の約束に信頼し、平安を持ちながら歩んで参りましょう。
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