今日のみ言葉【No.2330】(2020年 8月 3日)「キリスト教イロハ(90)『主の祈り(3)』」
天にいますわれらの父よ、
(マタイ6:9)
父よ、御名があがめられますように。
(ルカ11:2 )
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前回、イエス様が神は我らの父なのだと教えられたことを
「実はこれは驚天動地とも言える革命的教えです」
と書きましたが、今日はその続きです。
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イエス様は、神とはどういう御方かと教えられた時、まず「天にいます」御方だと弟子たちに示されました。
「天」とは神の支配されるところで、人間の世界とは全く隔絶された世界を意味します。
つまり、「天」におられる神様とは、人間とは全く縁のない遠い世界におられる神だ、ということを表しているのです。
ところが、イエス様は続けてその神は「われらの父」なのだと教えられました。
「父」とは私たちにとって最も身近な存在であり、子が生きるために必要な一切を用意し、与える存在です。
「天」という語で最も遠い存在を表し、「父」という語で最も近い存在を表しています。
つまり、それこそ雲の上の存在で何をしているのかわからない遠かったはずの「天」の神が、イエス様によって一挙にそばに来て下さり、私たちの祈りを熱心に聞き、必要を満たそうとしてくださる「父」として現れて下さったということなのです。
これは、それまでの常識を覆す革命的な教えでした。
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もはや祈りは、どこかの恐れ多い御方に遠慮しながら頼むものではなくなりました。
神は、私たちの祈りを「天の父」という関係の中で聞いてくださるようになったのです。
ですから、聞かれない祈りがあることも、その意味が違ってきます。
神を父と知る前は、冷酷な裁判官から下される厳しい判決のように思う方もおられたでしょう。
しかし、父だからこそ、子に良くないものは与えようとはしないのです。
熱心に祈っても聞き届けられない、祈りが退けられるとはそういうことなのだと私たちの霊の目が開かれます。
そして、神は子である人間の思いを汲んで、その祈りを最善の形に変えて聞いてくださるのだ、と、神のなさる現実のあれこれを受け入れることができるようになるのです。
「天にいますわれらの父よ」
(マタイ6:9)
と呼びかけて祈る主の祈りとは、このような信頼を掲げて祈る祈りなのです。
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イエス・キリストを信じることにより神の子とされた私たちは、神を父と呼ぶことができます。
父への信頼を持って祈る今日として参りましょう。
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