今日のみ言葉【No.2289】(2020年 6月 8日)「キリスト教イロハ(76)『自由意志(3)』」
兄弟たちよ。あなたがたが召されたのは、実に、自由を得るためである。ただ、その自由を、肉の働く機会としないで、愛をもって互に仕えなさい。
(ガラテヤ5:13)
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世界には現在でも言論の自由が保証されない国がありますが、旧ソ連もそうでした。
アメリカのケネディ大統領が好んで使ったジョークはそこをくすぐるものでした。
「あるロシア人がクレムリンの中を、『フルシチョフはバカだ』と叫んで周った。彼はただちに逮捕され、30年と1ヶ月の刑の宣告を受けた。その内訳は、書記長侮辱罪で1ヶ月。国家機密漏洩罪で30年」
私たちが生きる日本では何を言っても自由ですが、自由と放縦は違います。
SNSでの心無い書き込みによって心が弱り、命を絶つ人もいるのですから…。
神は自由の使い方をどのようにせよと言っておられるのでしょうか?
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まず、キリストの十字架によって罪ゆるされ、旧約の律法の縛りから解放されて自由になったクリスチャンは、その自由を手放してはいけないと語られています。
「自由を得させるために、キリストはわたしたちを解放して下さったのである。だから、堅く立って、二度と奴隷のくびきにつながれてはならない」
(ガラテヤ5:1)
神が私たちを自由にしておきたいという意志は堅いのです。
その上で、自由の用い方がこう語られています。
「兄弟たちよ。あなたがたが召されたのは、実に、自由を得るためである。ただ、その自由を、肉の働く機会としないで、愛をもって互に仕えなさい」
(ガラテヤ5:13)
肉の働く機会とは、自分勝手に欲望のおもむくままに行動することだけでなく、自分の力で律法を守り、神の規準を満たそうとする我力も意味します。
人間は自由を追求したつもりで欲望の奴隷となり、自力で義を追求するあまり律法の奴隷となってしまうのです。
神の解答は、その自由を愛をもって互いに仕えることに使いなさいということです。
ここから先は、肉の力で行う世界から、御霊に導かれて行う世界になります。
次回、一気に信仰の世界、霊の世界へと離陸します。
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まず、自分は律法に違反していないかとビクビクして生きる状態から解放されている自由を満喫しましょう。
自由の良さを味わい、ありのままの自分でいられることに感謝し、次のステップへと目指して参りましょう。
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