今日のみ言葉【No.2243】(2020年 4月10日)「復活問題(3)」
2020年4月10日
神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神である。
(マルコ12:27)
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中学校の数学の授業で、三角形の合同の証明を習います。
「~とすると」「ゆえに」「ところで」「よって」
このような用語を使って論理的な考え方を習得する時間だったな、と思います。
サドカイ人に対するイエス様の答は、数学の証明のように論理的になされています。
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イエス様は
「神がモーセに仰せられた言葉を読んだことがないのか。『わたしはアブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である』とあるではないか」
(マルコ12:26)
と、出エジプト記3章6節の御言葉を引用して答えられましたが、モーセが生きていた時点ではアブラハムもイサクもヤコブも死んでこの世にはいません。
となると、「わたしはアブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である」と言う神は、死んだ者の神ということになるのではないでしょうか。
ところが次に、
「神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神である」
(マルコ12:27)
とイエス様は言われ、これには復活を否定するサドカイ人も同意せざるを得ません。
すると、神の言葉に間違いはないはずですから、この二つは両立するはずです。
つまり、アブラハムの神という限り、アブラハムの存在は地上の生涯を終えたことによって無くなったのではない、ということです。
なぜなら、神は生きている者の神だからです。
ということは、アブラハムもイサクもヤコブも、この世で生きていた状態ではなく、別の形態で今もなお神の前で生きていることになります。
つまり、復活はあるのだという証明がここでなされたわけです。
イエス様は
「あなたがたは非常な思い違いをしている」
(マルコ12:27)
という非常に強い言葉でこの議論を締めくくられ、その後、サドカイ人が反論したという記述はないので、彼らが完全に論破されたことは明らかです。
復活問題の議論はこれで終わりとなり、過越の神の小羊として試されたイエス様は、サドカイ人によるテストに合格したことも明らかになりました。
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イエス様はこれ以上のことをお話しにはなりませんでした。
私たちは来世のことをもっと知りたいと思うことがありますが、現在聖書で明かされている以上のことは知る必要がないので、イエス様は詳細を語っておられないのです。
イエス様の言葉を信じ、それに従って生きているなら、肉体の死後の天国の準備も支障なく整えられているのだと知らなければなりません。
なぜなら、この世も来世も、同じ神が支配しておられるからです。
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復活を信じ、聖書に従う今の生活を続けて参りましょう。
それが最良の天国への備えだからです。
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