今日のみ言葉(2011年6月14日)【No.86】
「自分を見て賢いと思ってはならない、主を恐れて、悪を離れよ。そうすれば、あなたの
身を健やかにし、あなたの骨に元気を与える。」
(箴言3:7-8)
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自分を見て賢いと思うとは、「自分は人より上だ」と思うことです。
学校の体力測定や試験の成績で、客観的に自分を知ることは必要です。
しかし、そこに上下関係を覚えてしまうと落とし穴に陥ります。
自分は上だと思っている人ぐらい誘惑に引かれる人はいないからです。
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何もかもうまく行っている時には、人のアドバイスなど耳に入りません。
「うまく行くのは自分のやり方が正しいからだ」、と思っているからです。自分以外の方
法はみな劣っているように見えます。
当然ですが、自分が今取っている以外のやり方でやれば、売り上げも成績も順位も落ちる
としか考えられませんから、他の方法をとろうとは思わないわけです。
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やがて誘惑が来ます。
儲けた人は、「もっと儲けてやろう」。高い評価を受けた人は、「もっと評判を良くして
やろう」と思います。
成長しようとする方向は良いのです。
しかし、そこに腰を据えてやろうとはしません。それは楽ではないからです。
場合によっては、片手間で終わそうとします。そうすると、腰が伸びた状態になります。
相撲などの格闘技では、腰が伸びたら終わりです。あっという間に相手にたたきつけられ
ます。
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うまく行っている時もどんな時も、「主を恐れる」ことが人生の基本姿勢です。
順調な時に主を恐れるとは、
「これは自分の努力もあるが、神様が働いて下さったからだ。あの綱渡りの状態を乗り切
れたのは主のお陰だ。」
と認めることです。
そうすれば、どんなにおだてられても謙遜でいられ、腰が浮きません。自分の手柄にする
と、そこを足場にして誘惑が入ってくるのです。
逆境の時に主を恐れるとは、「バチが当たった」と思うことではありません。
「これは私を試す天からの試験だ。ここでふてくされて投げ出したら、神は私を愛する故
に、合格するまで追試験、追々試験を課すお方だ。ここは謙遜に取り組ませていただこ
う。」
と本気で思って全力で対処することです。全力で勉強したけど40点、と、あきらめてたま
たま出た40点、では、点数は同じでも神様のお取り扱いは違ってきます。
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私が牧師・伝道師として教会で正式に発表されたその日、学校の恩師の一人が駆けつけて
下さいました。
その先生は、こうおっしゃったのです。
「今までは私が君を教えてきたけれど、今日からはあなたが私の人生の先生です。よろし
く導いて下さい。」
私はその瞬間、息が詰まりました。
神の権威をこの20代の若造に認める先生の謙遜な態度と主を恐れる心に、感動以上の心の
震えを覚えたのを昨日のことのように思い起こします。
主を恐れることは、あなたの人生に祝福と力をもたらします。
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なにをするにも主に信頼し、一日を神と共に歩みましょう。
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