今日のみ言葉【No.2120】(2019年10月15日)「神の国問答(5)」
2019年10月15日
それから、イエスは見まわして、弟子たちに言われた
(マルコ10:23)
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先日の超大型台風が襲った日、消防団員の人たちは一晩中駆け回り、ある人はようやく朝の4時半に自宅で床につきました。
ところが1時間後の5時半に電話がかかってきて、
「宮城県が大変だからすぐ行ってくれ」
と言われ、彼はすぐ飛び出して行ったそうです。
このような方々の努力によって一般人の安全が保たれているのだと思うと頭が下がります。
ところで、彼は嫌々行ったのでしょうか?
いいえ、労苦を厭(いと)わず、自分を犠牲にすることをむしろ喜びとして出かけていけるように、彼は普段から心も体も訓練をしていた人でした。
キリストの弟子たちはこれと同じような高いレベルが要求され、それをクリアしなければなりません。
イエス様が弟子向けの話をしたのが今日の箇所です。
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金持ちの青年が去った後、イエス様は弟子たちに語られました。
「それから、イエスは見まわして、弟子たちに言われた」
(マルコ10:23)
ここから31節までの一段落は弟子レベルの高度な内容です。
イエス様は人によって話すことを変えておられます。
群衆向け、一般信徒レベル、そして弟子を志す人向け等、語られる内容は違います。
群衆とは、タダならもらう、自分に都合の良いものはもらう、自分に不利になるなら明日から来ない、という人たちです。
もしあなたがこのレベルにいるのなら、今回の聖書箇所はまだまだ縁遠いでしょう。
素通りしても構いません。
一般信徒レベルとは、神の恵みを信仰によって受け取り、感謝できるものに応答していく人です。
それで十分です。
弟子とは、神の恵みを受けるだけでなく、自分の側から支払って神の国の建設のために働こうとする人です。
ですから、自分にとって良いものも悪いものも受け取り、感謝できることにもできないことにも感謝し、自分の利を求めません。
読者であるあなたが、キリストの弟子となって従っていきたいと願うなら、この聖書箇所はまさに自分に関係するものとなります。
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ここは非常に深い内容を含んでいるので、数回に分けて書きます。
大まかに分けて、イエス様は次の3つのことを弟子たちに告げました。
(1)財産と神の国の関係
(2)自分を犠牲にすることによって神の国に入ろうとする愚かさ
(3)神の高い要求に対して人はどう対応したらいいか
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キリストの弟子となるには、極めて高いレベルをクリアするようにと要求されます。
私たちはそこに向けて一歩々々、今日も確かな歩みを続けて参りましょう。
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