今日のみ言葉【No.1992】(2019年 4月18日)「聖書の成立と構造(2)」

2019年4月18日

グーテンベルクによる四十二行聖書の冒頭

主のはかりごとはとこしえに立ち、そのみこころの思いは世々に立つ。
(詩篇33:11)

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聖書を何の予備知識もなく、意志と根性で読破しようとする人が必ず陥る思いは、

「あれ、同じような話をさっきも読んだ気がする…」

「これはいつのこと?どっちが前?後?」

というものです。

聖書の中の一つの書だけ見ると、ある程度時間順に書かれていますが、各巻の集合体としての全体を見ると、必ずしも古い時代から新しい時代へと配列されているわけではないからです。

そこには編集者たちの意図があります。

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旧約聖書は3つの区分に分けられます。

歴史書、詩歌、預言書です。

神の啓示が、歴史書という過去に示され、現在の詩歌という形で表現され、そして未来の預言の中に含まれます。

つまり聖書各巻の配列の順序は、神による救いの歴史の形となっているのです。

新約聖書をその見方で見てみると、なるほどその通りだとわかります。

四福音書と使徒行伝が過去の出来事を記し、手紙がその当時の教会宛に書かれ、最後に世の終末を預言している黙示録となっています。

まことに私たちが意識しないところで神は救いの順序を用意していて下さり、

「主のはかりごとはとこしえに立ち、そのみこころの思いは世々に立つ」
(詩篇33:11)

との御言葉の通り、確かな救いをもってその御計画を我々の上に果たそうとしておられるのです。

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安心して聖書を読み、救いに導かれる今日として参りましょう。

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