今日のみ言葉【No.1765】(2018年 5月30日)「 神の祝福を受けるための訓練『言葉を変える』(6)」

恐れるな、小さい群れよ。御国を下さることは、あなたがたの父のみこころなのである。
(ルカ12:32)

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問題です。

受験勉強で次のどちらの態度のほうが効果があるでしょうか?

A.落ちないように必死に取り組む

B.合格した姿を思い描いて勉強する

答は「短期的にはA。長期的にはB」です。

落ちた後の地獄を見せられると、人は恐怖を感じ、その恐怖が人に猛烈な力を与えます。

ただしこれは一時的なもので、アドレナリンを放出しまくった後で力は出なくなります。

それどころか、次回、もっと強い刺激でなければ動かなくなります。

受験勉強のような長丁場では、調子を維持し、コンスタントに勉強した人が実力をつけていきます。

地獄でなく天国を、落ちる恐怖でなく合格した喜びを見て勉強することが勝利を得る秘訣です。

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さてあなたは今どちらを見ていますか?

天国ですか地獄ですか?

地獄を見ながら生きていると、「〜しないように…しなきゃ」という考え方となり、その言葉が出てきます。

・落ちないように
・間違えないように
・遅れないように
・忘れないように
・病気にならないように

この反対の天国を見る生き方では、「〜するように…しよう」となります。

「合格するように勉強しよう」
「正確にできるように練習しよう」
「時間に間に合うように準備しよう」
「覚えておくようにメモしよう」
「いつまでも健康でいられるように運動しよう」

あなたの中から肯定語が出るか否定語が出るかの根本は、天国を見ているか地獄を見ているかです。

神様は

「御国を下さることは、あなたがたの父のみこころなのである」
(ルカ12:32)

とあるように、あなたに御国(天国)を与えたいと願っておられる御方です。

天国を得るには、まず

「天国はもらえるものなのだ」

とあなたの考えを変えましょう。

そしてその具体的な方法は、

「見る方向を天国に変え、そこで見えるものを言葉に出す」

です。

たったこれだけのことですが、それが人生の行き先を決めていきます。

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S子さんは左足首の捻挫をしましたが、「私は若いんだから大丈夫。そのうち治る」と思って医者には行かず、本当にそのうち痛みはなくなっていました。

ところが50代を過ぎた頃、その個所を頻繁に捻挫するようになりました。

どうやらあの時放置したことが原因らしく、足や歩き方に影響が出ていたようです。

医者に行ってレントゲンを撮ってもらっても異常は発見できず、せいぜい湿布をもらって安静を勧められる程度。

S子さんはとても不安になり、

「将来は車椅子生活か…」

と、考えることは否定的未来ばかりでした。

ところが、ある健康セミナーに出席した時、それが彼女の症状に合っていたのでしょう、10分ほどのマッサージで痛みが軽減しているのを感じました。

効果を感じたS子さんはそれを続け、1年も経たないうちにほとんど痛みを感じないまでになりました。

すると全く新しい考えが彼女の中から湧いてきました。

「もっと筋肉をつけるにはどうしたらいいのだろう?」

彼女は痛みを感じずに済む現在に感謝しながら、この先、軽やかに歩いている未来の自分を思い描いたのです。

その天国を味わうためにいま自分がなすべきことは何か、と考え方がまるで変わってしまいました。

S子さんは嬉しくなって、多方面に教えを請いに出かけるエネルギーを得ました。

そして後にわかったことは、反対側の右足が外反母趾で、その影響で正しい歩き方をしておらず、右足の筋肉が正常なつき方をしていなかったということです。

ですから、もしあのまま何もしないでいたら、左も右も両方の足が悪くなり、本当に彼女が思い描いていた否定的未来が実現する可能性があったのです。

しかし、S子さんは天国を見る方を選択しました。

それが現在の輝かしい歩き方という実を結んでいるのです。

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天国を見て生きるか、地獄を見て生きるか。

それは今日のあなたの選択にかかっています。

天国に目を向け、言葉を変え、神の祝福を得る一日となりますように…。

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