今日のみ言葉【No.1752】(2018年 5月15日)「 否定的思いからの解放」
イエスはこれをしかって、「黙れ、この人から出て行け」と言われた。
(マルコ1:25)
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人間は限度以上のストレスにさらされ、それを解決しようと抱え込むと、不思議なことにもっとストレスを増やす思考法に傾きます。
東日本大震災の時に、地震だけでもショックなのにそれに原発事故が加わり、非常なストレス状態にさらされた時のことを思い出してみて下さい。
今となっては「何もそんなことまで考えなくても良かったのに…」と思いますが、
「もしこの時に富士山が噴火したらどうしよう」
「富士山の次は、九州の阿蘇山か、いや、東北の蔵王山か吾妻山か…」
と考え、ますます暗澹たる思いに駆られた人が結構多かったのです。
もちろんこれは命を守るため最悪の事態に備える人間の本能的性質ですから、本来良い能力なのです。
しかし、一定限度を超えれば、人は否定的思いに傾きやすい存在であることを覚えておきましょう。
悪霊はその点につけこんで私たちの心も体も蝕むからです。
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マルコ福音書1章にある「けがれた霊」とは悪霊のことです。
悪霊は人から正常な思いを奪い、神を思う心を失わせる働きをします。
つまり、否定的思いにとらわれ、それにどっぷりと浸かってしまい、悪くなる方向にしか考えられず、そうなるのが当然だと思うのです。
自分が今そのような状態になっていることはほとんど意識されません。
そこから引き戻されてみて初めて、自分が誤った方向に行っていたとわかるのです。
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自分が今前向きにものを考えられず、否定的破壊的方向の未来しか思い描けないとしたら、次の3点をチェックしてみて下さい。
(1)ストレス
まず、自分の能力では処理しきれないくらいの過重なストレスにさらされているのではないか、と自分の環境を見つめなおしてみましょう。
(2)病気
次に、自分は心療内科に行くべき体の状態ではないかとチェックしてみましょう。
精神的原因だけでなく、食習慣や加齢によって脳内物質のバランスが崩れることもあります。
こじらせる前に早期に診てもらえれば早く治ります。
(3)霊的問題
そして3番目に、これは悪霊の働きではないかと霊的方面に目を向けてみましょう。
この場合、自他を問わず、イエス・キリストに会っているかどうかが鍵になります。
悪霊にとらわれていることなど通常感じることはできませんから、たとえその虜(とりこ)になっていたとしても気づかずに生活を続けているものです。
しかし、たとえそうであったとしても、聖書の言葉に触れ、神に祈ると、イエス・キリストご自身が私たちの魂の宮に入ってこられます。
すると悪霊は
「黙れ、この人から出て行け」
(マルコ1:25)
とイエス様から叱られるので、人の心から出て行き、私たちは正常な状態に戻されるのです。
キリストの福音の力とはこのようなものなのです。
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心にキリストを迎え入れ、神の権威で悪霊を追い出し、心も体も健康を満喫する今日として参りましょう。
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