今日のみ言葉【No.1645】(2017年11月11日)「 世界は準備されている(6)」
しかし、聖書に書いてあるとおり、「目がまだ見ず、耳がまだ聞かず、人の心に思い浮びもしなかったことを、神は、ご自分を愛する者たちのために備えられた」のである。
(第1コリント2:9)
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人工知能AIやロボットが発達した10年後の近未来、世界はどうなっているのでしょうか?
エジソンが電灯を発明したのでそれまで使われていたガス灯が姿を消したように、今ある職業の多くが無くなると予想されています。
単純作業がロボットに肩代わりされることはわかるとして、頭脳明晰な人も危ういそうです。
なぜならAIはそれ以上に優秀になるからです。
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では絶対に残る仕事はあるのでしょうか?
あります。
その代表的例が山形県にあります。
それは「サクランボの箱詰め」です。
「はぁ?何を言っているの?」と思われますか?
実は「指」を使う繊細で丁寧さが要求される仕事は、まだまだAIもロボットも及びがつかない領域なのです。
神様は私たちが思いもよらないところで生きる道を用意されていらっしゃいます。
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イエス・キリストのご降誕のため、そしてその後の伝道生涯のため、さらには弟子たちの世界宣教のため、神はあらゆることのために準備をされ、完璧なタイミングで事を始められました。
しかしそれらは今まで見てきたように、その当時に生きた人にとっては必ずしも心地よいものではありませんでした。
アレクサンドロス大王やローマの支配。国を無くして他国へ離散する中での生活。霊的飢え渇き。
人間の側から見れば「何もかもうまく行かない」ことばかりですが、神の側から見れば「全て順調」なのです。
「しかし、聖書に書いてあるとおり、『目がまだ見ず、耳がまだ聞かず、人の心に思い浮びもしなかったことを、神は、ご自分を愛する者たちのために備えられた』のである」
(第1コリント2:9)
もちろん現実の生活のために、衣食住、水道光熱費、老後の準備をする必要があります。
快適な生活になるよう、改善の努力をしていいのです。
しかし、自分の快適さとは関係なく、神の大きな救いのご計画があり、それに沿って
「目がまだ見ず、耳がまだ聞かず、人の心に思い浮びもしなかったことを、神は、ご自分を愛する者たちのために備えられた」
という事実があることを忘れてはなりません。
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そのことをご自分の人生で体験されたK姉のお話です。
いい子、良い嫁、良き母と誰からも言われていた彼女に試練がやって来ました。
それはご自分の娘さんの体調不良から始まった不登校でした。
あれこれやる中でお母さんのK姉自身が無気力なっていくのがご自分でもわかったそうです。
講演会を通して教会を知った彼女は、心の安らぎを求めて礼拝に出席しました。
メッセージを通し、教会の先生を通して、Kさんは自分がいかにいい子を演じ、自分を抑え、自分が損をすることで周りと調和できるようにし、安心感を得ようとしていたかがわかりました。
本当はもっと自分を出したかったのです。
それは人を押しのけてでも目立ちたいという欲求ではなく、ありのままの自分の気持を正当に主張するということです。
それをしないでも忍耐できていたのですが、娘さんの不登校という大問題でとうとう限度を越えました。
それで自分の生きづらさに気づいたのです。
K姉はこの出来事が不運なことではなく、神の導きであると悟りました。
彼女は神に全てをゆだねようと決心し、洗礼を受けてクリスチャンとしての歩みを始められました。
教会に来てからのKさんしか知らない人に
「Kさんってどんな人?」
と尋ねると、一様に
「明るい人」
「芯が強くて、いつも希望を語ってくれる人」
という返事が返ってきます。
彼女の奥に閉じ込められていた本当の姿が、ありのままの輝きをもって表に出るようになったのです。
娘さんはその後、介護施設で働くようになり、「私の天職」と言うほどの充実感を持つ人生となりました。
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世界は準備されている。
このことを覚える一日として参りましょう。
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