今日のみ言葉【No.1291】(2016年 5月24日) 003 「シメオン」(2)
この人が御霊に感じて宮にはいった。すると律法に定めてあることを行うため、両親もその子イエスを連れてはいってきたので、シメオンは幼な子を腕に抱き、神をほめたたえて言った、
(ルカ2:27-28)
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魚の卸業の家に生まれた息子さんの話です。
彼は3歳の頃から、最高級のマグロの刺し身を「食べさせられた」そうです。
将来、家業を継ぐ際に、本物を見分ける「舌」を作るために、親があえて最高級の魚しか食べさせなかったのだそうです。
最高の魚を仕入れるためには、常に本物に触れ続けていることが鍵のようです。
神との出会いも、ここがポイントです。
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シメオンは見事にイエス様を探し当てました。
いつ出会うかもわからないのに、しかも宮には同じような子どもがたくさんいたにもかかわらず、シメオンは約束の救い主に会うことが出来ました。
その秘密は、
「御霊に感じて」
(ルカ2:27)
という言葉にあります。
シメオンは
「主のつかわす救主に会うまでは死ぬことはないと、聖霊の示しを受けていた。」
(ルカ2:26)
とあります。
必ず救い主に会うことができる、という確信が彼の体を毎日宮に運んでいたのでしょう。
そして、聖霊に感じ、聖霊に導かれ、その日その時の一瞬しかないタイミングで、この子こそ聖霊が示す救い主に間違いないという出会いを達成したのです。
私は、「御霊に感じる」というのはある特定の人だけが持つ特殊能力だとは思いません。
神との祈りの時を持ち、神の霊に触れ続けていると、程度の差はあれ、誰でも自然にそのセンスが養われるものと考えています。
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ちょうど私の子どもが生後9ヶ月の時でした。
どうやら周りの様子がわかってきたようです。
教会にやって来る優しいママさんたちが
「あら可愛い」
と抱っこしてくれます。
すると、うちの子は、何か妙だという感じで、周りをきょろきょろ見回します。
母親が抱っこすると安心します。
今度は孫を愛してやまないおじいちゃんが抱っこしてくれます。
途端に泣き出してしまいました。
そこで私が抱っこすると、泣き止みます。
9ヶ月の間に、両親に抱っこされている感覚を身につけ、他の人がどんなに優しく丁寧に抱っこしてくれても、その違いを敏感にキャッチするようになったのです。
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御霊に感じるとは、神との霊的交わりを続けている中で、自然に養われていく感覚であり、理屈でなくピンと来たり、グッと引き寄せられたり、ああ今語っておられると感じる状態なのではないでしょうか。
シメオンの祈りは、おそらくずっと聞かれていなかったでしょう。
それが神のご計画だったのです。
そのおかげで、高齢になるまでの長期間、祈りと礼拝と御言葉を味わうことにより、聖霊との交わりが続きました。
その中で「御霊に感じて」という霊的センスが磨かれ、彼はイエス様を見逃すことなく出会うことができたのです。
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今日も祈りと御言葉の生活を続け、イエス・キリストとの出会いを感じる一日として参りましょう。
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