今日のみ言葉【No.1191】(2015年12月 5日)
初めの時よりも、まさる恵みをあなたがたに施す。
(エゼキエル36:11)
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エゼキエル書第36章は回復の預言の中でも圧巻のところです。
土地が戻り、人々が元の場所に住み着き、人口が増え、偶像礼拝は廃れ、豊かな食物に囲まれ、イスラエルの名誉は回復される。
「初めの時よりも、まさる恵みをあなたがたに施す。」
(エゼキエル36:11)
という預言の成就は、二千数百年後の現代の私たちが目にしている通りです。
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これには神主導の面と、人間の信仰による応答の2つの面があります。
エルサレム帰還は全く無力となったイスラエルが努力して成したことではなく、神が介入されてなされたことです。
「主はさきにエレミヤの口によって伝えられた主の言葉を成就するため、ペルシャ王クロスの心を感動されたので、王は全国に布告を発し、…、『あなたがたのうち、その民である者は皆その神の助けを得て、ユダにあるエルサレムに上って行き、イスラエルの神、主の宮を復興せよ。』」
(エズラ記1:1、3)
バビロニアに勝って補囚の地を支配するようになったペルシャの王クロスの心に神が働きかけ、帰還の勅令を出させたのです。
これは全く「棚からぼた餅」的な出来事です。
しかしその後の回復は自動的には進みませんでした。
帰ってみるとそこは荒れ地。諸外国人からの妨害。
そこから先は、
「初めの時よりも、まさる恵みをあなたがたに施す。」
(エゼキエル36:11)
という御言葉の約束を信じ、必ずそうなると夢見て努力する人間の行動の積み重ねです。
そして、その結果としての今があります。
傍目には強烈な頑張りで事が成されたと見えますが、そうなると信じたからこそ成ったと言えます。
神のわざの成就にはこの両面があります。
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信じる力を与えるのは神です。
御言葉によって与えられた将来の幻を心に刻み、その実現に向けての一歩を歩み出す一日として参りましょう。
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