今日のみ言葉【No.1042】(2015年 5月20日)
エッサイの株から一つの芽が出、その根から一つの若枝が生えて実を結び、
(イザヤ11:1)
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アメリカ人の宣教師が、枯れてしまった植木を小さな鉢ごともらってきました。
数カ月後、
「いいものを見せてやるから来い」
と言うので宣教師宅に行ってみたら、食卓の上にその植木鉢が置かれていて、しかも緑豊かに茂っているのです。
私はビックリしました。
「どうやってあの枯れた植物が復活したんだ?」
と尋ねると、彼は得意げに
「Ocha!」
と言いました。「Ocha」とは「お茶」です。
ダメでもともとと思い、冷ましたお茶をかけたのだそうです。
さして強くもないお茶の栄養分が、弱っていたこの植物には、病人に対するおかゆのように合っていたのでしょう。
やがて小さな緑が見え始め、葉が出だしたのです。
私はその再現を狙い、今、密かに、教会の枯れた植木にお茶をかけ続けています!
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イザヤ書第11章には有名なメシア預言が記されています。
エッサイとはイスラエルに植生する低灌木です。
同時にこれはダビデ王のお父さんの名前でもあります。
つまり、エッサイという木から芽が出て枝が伸び実を結ぶというのは、ダビデの家系から救い主が生まれることを意味しているのです。
イザヤと同時代の人たちは、預言されたメシアは自分たちが生きている間に現れ、自分たちを今の苦境から救ってくれるものと考えていました。
しかし、実際にイエス・キリストがこの地上に生まれたのはイザヤの預言から700年後でした。
神の言葉を真理として信じる生き方とは、700年後の未来の人々、更にその2000年後の現代の私たちのために生きることなのです。
今、この私の問題解決のために生きる生き方も大切ですが、数百年後、数千年後の子孫のために今の私を生きる、というスケールの大きな生き方に私たちも招かれています。
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4月9日生まれのTさんは、子供の頃、自分の誕生日が嫌いでした。
「し(4)ぬ、く(9)るしむ」
と思えたからです。
さて、彼女は高校生の時に初めて教会に来ました。
そして、イエス様はどんな人でも愛しておられ、私の罪のために十字架で身代わりの死を遂げるほどであることを知り、感動し、神の愛と罪のゆるしを信じ、洗礼を受けてクリスチャンになりました。
しばらくしてから、不思議なことに、あれほど嫌だった自分の誕生日が嫌でなくなっていることに気づきました。
なぜなら、
「死ぬ」の「し」が「幸せ」の「し」
になり、
「苦しむ」の「く」が「来る」の「く」
と思えるようになったからです。
今や、4月9日の「死ぬ、苦しむ」は「幸せが来る」に変わり、自分の誕生日は神様からの最高のプレゼントだと人々に言う程になっています。
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ここで大事なことは、語呂合わせででも考え方を変えれば人生が変わるということではありません。
それ以前にもTさんに
「悪い方に考えないで良い方に考えなさい」
と親も言い、彼女に好意的で親切な人々はやさしく忠告していたのですが、彼女の心にはそのアドバイスは入ってきませんでした。
しかし、自分の罪をゆるす神の愛に触れ、その愛を受け入れ、心に光が差し込んだ時に、彼女は初めてまともに
「死ぬ、苦しむ」
を見ることができたのです。
そしてその「死」には何も恐れを持つ必要がないことがわかりました。
Tさんが永遠の命を持ったからです。
それから「死」は彼女の中で薄れ、溶けていき、やがて跡形もなく消えてしまいました。
そして代わりに「幸せが来る」という考えを迎え入れることができるようになったのです。
さて、Tさんは結婚し、お母さんになりました。
ご自分のお子さんたちに前向きな考え方を教え込むママではなく、内側の神の光で暖かく愛を浴びせ、子どもたちが神の意図する方向に成長できるよう、支えるお母さんとして毎日を生きておられます。
この子どもたちが、さらに次の世代に神の愛の光を伝えていくのだと考えると、幸せな思いになります。
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まだ見ぬ未来の人々のために、今日、神の愛を生き、神の愛を伝える一日として参りましょう。
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