今日のみ言葉【No.1034】(2015年 5月11日)

これは彼らの言葉と行いとが主にそむき、その栄光の目をおかしたので、エルサレムはつまずき、ユダは倒れたからである。
(イザヤ3:8)

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4月の初め、まだ冬の姿のままの大木の真ん中に鳥の巣を見つけました。

「丸見えだなあ」

私はこれから生まれるであろう雛を育てる親鳥の苦労を心配しました。

1か月後の5月の連休時、木はすっかり緑の若葉に覆われました。

後からやってきた鳥達の巣は人の目に触れる場所にありますが、あの鳥の巣はどこからも見えません。

かの親鳥は子育ての一等地に巣を得たのです。

枯れ木の時代に緑の生い茂る未来を見て今を生きること。

鳥の姿に貴重な教訓を得たひとときでした。

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預言者イザヤは第3章でエルサレムの滅亡を語ります。

緑の生い茂る繁栄のイエスラエルに対し、枯れ木の時代が来ること、そして自分たちの罪がそれを招くのであると語ります。

まず権力者側の不正と弱者への虐待があります。

「あなたがたは、ぶどう畑を食い荒した。貧しい者からかすめとった物は、あなたがたの家にある。」
(イザヤ3:14)

そして民の側では傲慢と浪費があります。

「シオンの娘らは高ぶり、首をのばしてあるき、目でこびをおくり、その行くとき気どって歩き、その足でりんりんと鳴り響かす。」
(イザヤ3:16)

イザヤの目には、すでに

「エルサレムはつまずき、ユダは倒れた」
(イザヤ3:8)

と見えたのです。

この預言者のメッセージに対し、未来をどう生きるか、今の選択を私たちは任されているのです。

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私の義弟は職場の配置転換で勤務地が変わったことを機会に、髪を染めるのをやめました。

実は私の家内の家系は白髪の家系なのです。

親戚の集合写真を見ると、全員髪の毛がフサフサで真っ白です。

義弟も50代に入り、

「いいよ、もう」

と、思い切って染めるのをやめたと言います。

当然のことながら、周囲の人達が気づきます。

しばらく会っていなかった人たちは、彼を見て「エッ!」と驚いた顔をします。

上司はどんどん髪が白くなっていく部下の様子を見て、

「そんなにつらいか?」

と配置転換がストレスになって白髪になったのではないかと心配し、声をかけてきたそうです。

しかし彼には風格が出てきました。

年相応の面もありますが、やはり神様が造られた通りの姿でなければ出てこない魅力が、彼の全体像を通して現れているのです。

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あなたは今後、死ぬまでの人生で、自分らしく生きていかれるでしょうか?

死の床につき、2015年5月11日からの人生を振り返り、

「自分らしく、自分の人生を生きてきたなあ」

と安らぎを感じながら天に凱旋する時を待っていられるでしょうか?

その人生の扉を開く鍵は、今、あなたの手の中にあります。

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人生の終わりの時を見据えながら、今日の今を生きる選択をして参りましょう。

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