今日のみ言葉【No.1024】(2015年 4月15日)
群れの足跡に従っていって、羊飼たちの天幕のかたわらで、あなたの子やぎを飼いなさい。
(雅歌1:8)
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恋人たちは自分の想いを相手に伝えるのに、
昔はラブレターで、
そして電話で話し込むことによって、
やがてメールで、
今はスマホアプリのLineやSNSによって
…、と形は変化していますが、中身の愛は変わりません。
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雅歌は恋歌です。
日本の万葉集の中にも同じ形式が見られる、男女が愛を語り合う相聞歌です。
この中に一言も「神」という語は出てきませんが、旧約時代は神とイスラエルの間の愛を表したものとして、新約時代はキリストと人間との間の愛を表したものとして解釈されています。
神がこのように熱烈に人間を愛しているのか、と分かって読んでいくと、人間の側からも神への熱い愛が呼び覚まされます。
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さて、恋人と会いたい気持ちを実現させるにはどうしたらいいのでしょうか。
雅歌第1章7節〜8節にその秘訣が書かれてあります。
彼女は愛する彼氏に日中会いたいと願います。
彼は羊飼いなので、
「群れの足跡に従っていって、羊飼たちの天幕のかたわらで、あなたの子やぎを飼いなさい。」
(雅歌1:8)
と教えます。
つまり、一緒に仕事を手伝ってくれたら、ずっと一緒にいられるではないか、ということです。
ここに神といつも共にいる秘訣があります。
神の愛にいつも浸り、神と共にいるための最上の方法は、神の仕事をするということなのです。
まことに単純で虚を突かれる思いがしますが、神に共にいてもらいたかったら、自分が神と共にいればよいのです。
ただし聖書は、羊飼いのように多くの羊を飼い、プロフェッショナルな働きをせよとは命じていません。
言っていることは、
「あなたの子やぎを飼いなさい」
です。
自分なりの、自分レベルの神の仕事を精一杯させていただくこと。
そこに神と共なる生活の第一歩があるのです。
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教会の週報を折るご奉仕をしている方がおられます。
彼女は一枚々々、心をこめて、紙の端と端がずれないように、丁寧に折られます。
そのような方なので、旅行先の教会で礼拝を持つ時に、その教会の週報がきっちり折られているか、無意識に目が向くのだそうです。
ある教会で、惜しいなあ、と思う週報がありました。
きちんと折られているのですが、紙の端が5ミリほどずれています。
まっすぐ平行にずれているので、本当に残念だと思いました。
何気なくもう一枚の週報を見ると、これも同じようにずれています。
彼女はハッとして、他の週報を見てみました。
全部5ミリほど平行にずれています。
ここに至って彼女は理解しました。
「めくりやすいようにわざと端を合わせないで折っているんだ!」
彼女はその教会が神様に祝福されている理由の一端がわかった気がしました。
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「あなたの子やぎを飼いなさい」という神の御言葉に忠実に生きる一日として参りましょう。
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