今日のみ言葉【No.3986】(2026年 8月25日)「ゲツセマネの祈り(4)」

祈を終えて立ちあがり、弟子たちのところへ行かれると、彼らが悲しみのはて寝入っているのをごらんになって言われた、「なぜ眠っているのか。誘惑に陥らないように、起きて祈っていなさい」。
(ルカ22:45-46)

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私は居眠りしやすい体質の人なので、今日の聖句を初めて読んだ時、

「何と残酷な!眠っている人を無理矢理起こすなんて!」

と感じました。

しかし、イエス様の真意は、弟子たちの心地よい眠りを妨げる意地悪ではなく、彼らの信仰の試験を助けるための愛の言葉でした。

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弟子たちが眠りに陥ってしまった理由を、医者ルカは独自の視点でこう理由付けしています。

「彼らが悲しみのはて寝入っている」
(ルカ22:45)

弟子たちは決して怠けていたわけではありません。

しかし、心が極度の緊張と深い悲しみに耐えきれなくなり、一種の防衛本能として脳がシャットダウンしてしまったのでしょう。

厳しく言えば現実逃避ですが、ルカは人間の肉体の限界だという解釈をここに示しています。

ところが、イエス様は彼らにまったく同情していないように見えます。

それどころか、

「なぜ眠っているのか。誘惑に陥らないように、起きて祈っていなさい」
(ルカ22:46)

と、厳しい言葉をかけておられるのは、

「私はこんなに頑張って必死に祈っているのに、お前たちは何というざまだ!」

と責めていることなのでしょうか?

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この謎は、「全員が信仰の試験会場にいる」という流れを見誤らなければ解けていきます。

彼らはこの後すぐ、危機に直面します。

それは、イエス様の逮捕と十字架です。

その時、立ち向かうか逃げるかの選択に立たされます。

イエス様が警告された「誘惑」とは、「恐怖に負けて神のみこころから逃げ出してしまうこと」です。

案の定、ペテロはイエス様を3度否認し、他の弟子たちも皆逃げ去ってしまいます。

人間の肉体や意志が弱いのは事実ですが、だからこそ、神から力をいただくための「祈り」が必要なのです。

祈りだけが、自分の弱さに打ち勝ち、サタンの誘惑を退ける唯一の武器だからです。

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私たちも同じです。

大きな病気にかかっていることがわかったり、人間関係が壊れそうになり、経済的不安、将来の見通しの暗さ等、直視したくない現実に見舞われます。

その時、人は眠くなるのです。

つまり、問題のあまりの大きさに、脳がついて行けず、考えるのをやめたり、別のことで気を紛らわしたり等の現実逃避に私たちも走るのです。

しかし、その時こそ、目を覚まして祈る決断が必要なのです。

悲しみの果て、眠ってしまうと、目が覚めた時にリセットされたような気分になりますが、現実は何も変わっていません。

私たちはみな、そうした誘惑に陥りやすい弱い存在です。

それでも神への信頼を捨てず、起き上がって祈り続ける姿勢が何よりも大切です。

祈り続ける人は、決して自暴自棄や不信仰には陥りません。

もちろん、それでも、負けることはあります。

しかし、負けを認めてまた祈るのです。

そのような粘り強さの先に、思いもかけぬ神の御業が現れるのです。

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イエス・キリストの厳しい愛の言葉を深く味わい、祈りの力を確信する一日としてまいりましょう。

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