今日のみ言葉【No.3937】(2026年 6月20日)「生活の処方箋(325)『人生の脱皮』」

よくよくあなたがたに言っておく。一粒の麦が地に落ちて死ななければ、それはただ一粒のままである。しかし、もし死んだなら、豊かに実を結ぶようになる。
(ヨハネ12:24)

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心理学者で著名なユングは、

「私たちは、人生の途上で、何千という仮面をはがし、繰り返し繰り返し、自分に出会う」

と言いました。

驚きや感動の欠如の原因は、自分はこんなものだろうと、脱皮するのを拒み、心が硬くなってしまうからです。

より豊かに、確かに生きようとする時、必ず壁にぶつかり、相手や状況を変えるのではなく、自分が一皮むけていきます。

この積み重ね、繰り返しがその人を生き生きとさせ、感動に満ちた日を送るのです。

自らが脱皮していくことは勇気がいり、また、時につらいことです。

しかし、そこを突き抜ける時、人生の深い味わいがあります。

いま楽をして、将来そのツケを払う人と、今はつらくても、将来のために備える人とがいます。

人生とは、今の自分から脱皮していくことと心にとめ、一日の終わりに再確認し、明日に備えていきたいものです。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

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古い状態にとどまることは、一見楽に見えても、実は命の豊かさを失うことです。

聖書が示す豊かな人生とは、トラブルのない平坦な道を歩むことではありません。

神の手によって「脱皮」のチャンスが与えられ、新しくされ続ける人生です。

昨日よりも今日、さらに深い味わいを持つ者へと、神が私たちを造り変えてくださるのです。

そのプロセスを感謝して受け取ることもできますし、脱皮に伴うつらさを想像して拒否してしまうこともあるでしょう。

そのような葛藤を覚える時、イエス・キリストの生き方が私たちを勇気づけてくれます。

イエス様は、こう言われました。

「よくよくあなたがたに言っておく。一粒の麦が地に落ちて死ななければ、それはただ一粒のままである。しかし、もし死んだなら、豊かに実を結ぶようになる」
(ヨハネ12:24)

この言葉が語られたのは、異邦人であるギリシャ人がイエス様を礼拝しようと訪ねてきた場面です。

歴史の流れが大きく動き、いよいよ十字架の死が目前に迫った決定的な瞬間です。

イエス様は神の子であり、人類のためにご自分を犠牲にする義務などありませんでした。

しかし、人間を深く愛するがゆえに、安全な「一粒の麦」のままでいる選択をせず、地に落ちて死に、豊かな実を結ぶ、つまり今日の処方箋でいう「脱皮」の選択をなさったのです。

その自己犠牲のゆえに、キリストを信じるすべての者に永遠の命が約束され、私たちは真の命の豊かさを享受できるようになったのです。

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イエス様がそうであったように、私たち一人ひとりもまた、この世界に蒔かれた「一粒の麦」です。

古い殻を脱ぎ捨て、豊かな人生を目指して歩んでまいりましょう。

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