今日のみ言葉【No.3888】(2026年 4月 9日)「目には目を」

目には目、歯には歯、手には手、足には足、焼き傷には焼き傷、傷には傷、打ち傷には打ち傷をもって償わなければならない。
(出エジプト記21:24-25)

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2026年現在、世界の約4分の3に近い国々が、法律上あるいは事実上、死刑を廃止しています。

一方、日本の世論調査によれば、「被害者の感情を考えれば、死刑もやむを得ない」とする人々が約8割を占め、死刑制度は存続しています。

「国家に人を殺す権利があるか」という法理的な議論よりも、「愛する家族を奪われた遺族が、犯人の生存を許せるか」という心情部分の方が勝り、それが「正義」と考えられているのです。

古代イスラエルでは、相手に傷害を与えた場合、過剰報復にならないように律法が定められています。

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今日の聖句は、「同害報復法」として有名な箇所です。

この法の真意は、「復讐の連鎖」を食い止める点にあります。

以前、人気テレビドラマの「やられたらやり返す、倍返しだ!」という決め台詞が、人々の心をつかんだことがありました。

人は目を傷つけられたら、傷つけた相手の目を傷つけるだけでは収まらず、鼻も口も傷つけて、ようやく気が済むものです。

しかし、相手は、「目だけならまだしも、鼻も口もやられた」と、加害者でありながら被害者意識を募らせます。

その結果、さらに酷い傷を負わせなければ納得がいかなくなるのです。

このようにして、復讐は際限なくエスカレートしていきます。

ですから、「目には目」とは、「目をやられたら、目をやり返すだけでストップです。それ以上してはいけません」という意味です。

そのように定めることで、受けた被害以上の報復を禁じるというブレーキを設定したのです。

また、被害者の感情に任せるのではなく、客観的な「同等性」という指標を導入し、復讐の連鎖を防ごうとしました。

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新約聖書の山上の垂訓の中で、イエス・キリストはこの箇所を引用して、こう教えられています。

「『目には目を、歯には歯を』と言われていたことは、あなたがたの聞いているところである。しかし、わたしはあなたがたに言う。悪人に手向かうな。もし、だれかがあなたの右の頬を打つなら、ほかの頬をも向けてやりなさい」
(マタイ5:38-39)

イエス様は、法的な正義や権利の主張という枠組みを超えて、「愛と赦し」によって解決するという新しい教えを示されました。

これは旧約の律法を否定したのではなく、報復の連鎖を根底から断ち切るための方法です。

もっとも、これを完全に成し遂げられるのはイエス・キリストお一人に他なりません。

私たちはイエス様をお手本とし、それに倣い、少しでも愛と赦しによって問題を解決できるように、不十分ながら、目標を達成するよう努力を続けるのです。

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国同士の争いのみならず、私たちの周りの人間関係において、愛と赦しを実現できるように、歩みを進めて参りましょう。

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