今日のみ言葉【No.3782】(2025年11月21日)「エルサレム入城(3)」

もしだれかが『なぜ解くのか』と問うたら、『主がお入り用なのです』と、そう言いなさい」。
(ルカ19:31)

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時代劇の闇夜のシーンで、一方が「山」と言うと、相手が「川」と応じます。

返答できれば味方、できなければ敵と見なされ、斬り合いが始まります。

実際に使われていたかは定かではありませんが、「山」と「川」は合い言葉の代表的な例として知られています。

現代の合い言葉はデジタル化されています。

パスワード(Password)や暗証番号(PIN)のことです。

イエス様が使われた合い言葉は、「主がお入り用なのです」だったようです。

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イエス様は二人の弟子にこう命じられました。

「向こうの村へ行きなさい。そこにはいったら、まだだれも乗ったことのないろばの子がつないであるのを見るであろう。それを解いて、引いてきなさい」
(ルカ19:30)

これをまともにやったら泥棒です。

当然、所有者にとがめられるはずですが、その際にはこう答えよと教えられました。

「もしだれかが『なぜ解くのか』と問うたら、『主がお入り用なのです』と、そう言いなさい」
(ルカ19:31)

そして、実際その通りとなりました。

「彼らが、そのろばの子を解いていると、その持ち主たちが、『なぜろばの子を解くのか』と言ったので、『主がお入り用なのです』と答えた」
(ルカ19:33-34)

これが、「山」と「川」のような合い言葉なのです。

聖書に明記はされていませんが、合理的に考えれば、イエス様があらかじめ持ち主と話をつけておられたのでしょう。

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イエス様は、

「見よ、わたしたちはエルサレムへ上って行くが、人の子について預言者たちがしるしたことは、すべて成就するであろう」
(ルカ18:31)

と言われました。

ろばの子はゼカリヤ書の預言の成就です。

「シオンの娘よ、大いに喜べ、エルサレムの娘よ、呼ばわれ。見よ、あなたの王はあなたの所に来る。彼は義なる者であって勝利を得、柔和であって、ろばに乗る。すなわち、ろばの子である子馬に乗る」
(ゼカリヤ9:9)

マタイによる福音書にも、イエス様がろばの子に乗ってエルサレムに入城することが預言の成就であると記されています

「こうしたのは、預言者によって言われたことが、成就するためである。すなわち、『シオンの娘に告げよ、見よ、あなたの王がおいでになる、柔和なおかたで、ろばに乗って、くびきを負うろばの子に乗って』」
(マタイ21:4-5)

イエス・キリストは、旧約聖書の預言者たちが証言したとおりの約束の救い主なのです。

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イエス・キリストは、きっちりと約束を果たす方であることを覚えていきましょう。

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