今日のみ言葉【No.3780】(2025年11月19日)「イスラエル、海を渡る(3)」

その戦車の輪をきしらせて、進むのに重くされたので、エジプトびとは言った、「われわれはイスラエルを離れて逃げよう。主が彼らのためにエジプトびとと戦う」。
(出エジプト記14:25)

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ノアの箱舟では、

「そこで主は彼のうしろの戸を閉ざされた」
(創世記7:16)

と、主なる神が

「ここまで」

と箱舟に入るチャンスを終了させました。

神の裁きがなされ、そこから先は戻ろうとしても戻れない地点があるのです。

出エジプト記でも、エジプト人は神の裁きを受け、その軍隊が全滅しました。

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「イスラエルの人々は海の中のかわいた地を行ったが、水は彼らの右と左に、かきとなった」
(出エジプト記14:22)

とあります。

彼らは海の中の乾いた地を行くことが出来たのです。

それを見たエジプト軍は、追いかけてきて同じ道を辿ろうとします。

「エジプトびとは追ってきて、パロのすべての馬と戦車と騎兵とは、彼らのあとについて海の中にはいった」
(出エジプト記14:23)

ところが、彼らは進むことが出来ませんでした。

主が、

「その戦車の輪をきしらせて、進むのに重くされた」
(出エジプト記14:25)

のです。

「きしらせて」の「きしる」とは「軋る」です。

これは、物と物とが強く擦れ合って音が出ることです。

つまり、戦車の輪が海の底の泥にめり込んで、空転している様を表しています。

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とうとう、エジプトびとはこう言いました。

「われわれはイスラエルを離れて逃げよう。主が彼らのためにエジプトびとと戦う」
(出エジプト記14:25)

イスラエル人と共におられる主の強大な力を身をもって体験した彼らは、イスラエル人から離れようとしました。

しかし、時すでに遅し、です。

神は今まで何度も彼らに警告を与えていました。

イスラエルを解放するチャンスは何度もあったのです。

しかし、パロに代表されるエジプト人は、神の意志に逆らい、イスラエル人を苦しめてきました。

そして、ついに、神の裁きが下る時が来ました。

彼らは自分が蒔いたものを、苦い実として刈り取らなければならなくなったのです。

新約聖書にはこうあります。

「ある人々がおそいと思っているように、主は約束の実行をおそくしておられるのではない。ただ、ひとりも滅びることがなく、すべての者が悔改めに至ることを望み、あなたがたに対してながく忍耐しておられるのである」
(第1ペテロ3:9)

これが神の愛と裁きの関係です。

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厳粛な神の裁きを覚えつつ、同時に、私たちの救いを忍耐して待ち続けておられる神の愛を心に留め、信仰の道を歩み続けてまいりましょう。

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